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一昔前、メディアなどで肌を晒す女性というとＡＶ女優やグラビアアイドルもしくは役者と決まっていたものですが、近年すっかり自己表現として自らこだわりぬいたヌードやセミヌード、コスプレ姿を披露する女の子も増えました。

コスプレイベントやROM即売会などはどこも盛況。

そんな中、ツイッターをやってたらこの人の眼鏡姿の理知的な顔、そしてラバースーツやコスチュームをまとったセクシーな姿（特にお尻！）を一度は見たことがあるんじゃないでしょうか？

それが北見えりさん。

16歳からモデル活動をはじめ、特にフェチ方面で話題を呼びつつ、去年にはミスiD2017ファイナリストにも。

そんな彼女の人となりをインタビュー！しようと思ったんですが、最初からスゲー話出ましたよ！

−−北見さんは職業でいえば「モデル」でいいんですか？

えり　モデルで大丈夫です。「コスプレイヤー」とか言われることもあるんですけど、本気でアニメ大好きな人に比べると、原作ぜんぜん見てなくて同人誌しか見てなかったりするので申し訳なくて（笑）。

−−エロ同人は見てる原作知らないパターンありますよね。モデルは何歳くらいからやってるんですか？

えり　16歳からやってます。いわゆるカメコのおじさんたちと、公園でポートレート撮ったり、いわゆる「清純派撮影会」みたいな。

−−いわゆる、で通じる世界なんですね（笑）。

えり　私服、もしくはメイド服みたいなの着て、そこからビキニに着替えるっていう。ぜんぜんエッチでもなんでもない……。

−−話を聞く限りではビキニってエッチな気が……。　

えり　そうですかー？本当に大きいビキニですよ、眼帯みたいなのじゃなくって。

−−スゲエなあ。なぜやろうと思ったの？

えり　最初はｍｉｘｉでモデルやらないかっておじさんがいて。

−−ｍｉｘｉにそんなおじさんが跋扈する時代が！

えり　それで「いいですよ」って話からモデルやりだして。

−−たちまち売れっ子に。ちなみにどうやって誘われたんですか？

えり　当時友達とプリクラ載せたりしてたんですよね。それを見た知らない人から連絡がくるんですよ。写真コミュニティから来たりしてましたね、当時は。

−−コミュニティとか懐かしいけど、そんな仕組みもあったのか……。フリーのモデルってどんな感じなんですか。

えり　その頃は、学校の近くに庭園があったので、授業終わった後にそこで１〜２時間撮ってもらって。「超いいバイトじゃん！」って感じでやってましたね。撮る人もそんなヤバそうなおじさんでもなく、気弱そうな人が多くて。そんな風におじさんに写真撮られてたら、いつの間にか楽しくなってどっぷり。

−−ちなみに北見さんが最初にエッチなことに関心をもったのはいつごろですか。最初に「これはエッチだな！」って思ったのって覚えてます？

えり　『（地獄先生）ぬ〜べ〜』、あと『BASTARD!!』。−−あー！『ぬ〜べ〜』がきっかけはちょいちょいいるんですよね。

えり　わたしの友達で小学校1年から幼馴染みの子がいて、家族ぐるみで遊んでたんですよ。その子がマセてる子で、性的なことに積極的だったんですね。「パパとママがこんなことしてたんだ」ってわたし相手に再現しようとしたり、あと「ヌーディストビーチの設定で」ってわたしを脱がそうとするんです（笑）。

−−どんな小１ですか、それ！

えり　結構ハードだったんですけど、その子のうちに『ぬ〜べ〜』が全巻あったんですよ。それをひとつひとつ解説させられながら見せられたんです。それでエロいなと。あとは『ホラーＭ』とかですね。昔のホラー漫画ってエッチなことプラス怖いのだったじゃないですか？あれは読んでましたねー。買ってもらっては、数日後に消えてるっていう（笑）。たぶん親が捨ててたんだと思うんですけど。

−−本が消えるのがよっぽどホラー！基本的に女の子らしい子供でした？

えり　いや〜、男の子と殴り合ったり決闘したりとか、やんちゃというか毎日傷作って帰ってくるような子供でしたね。

−−タフな子供だ……。

えり　でも本格的にエッチなことに関心持ったのは、ケータイ買ってもらってネットを見れるようになってからですね。小４くらいかな。

−−やっぱり世界が広がりますよね。

えり　出会い系サイトとか見て「こんなおじちゃんいるんだー」って遊びだして、変なメールが来始めて親にバレるっていう。

−−変な世界見に行っちゃったよ！

えり　その結果、親にケータイ折られること５回（笑）。

−−わははは、５回はすごい！何したんですか！

えり　ネットで自撮り写真が売れるんじゃないかと思ったんですよ。まだチャットじゃなくて掲示板の時代でしたね。画像貼りつけておじちゃんに送って……みたいなシステムを考えてたらバレました。

−−親もよく気づいたなあ。

えり　よっぽど挙動不審だったんだと思います。当時は履歴を消すとか知らなかったんで一瞬でバレました。でも考えてみると、今やってることとあんまり変わってないですね（笑）。

−−今や商業的に成立させてるっていう（笑）。

えり　大人になった今の方がすごい画像をタダでSNSとかに載せてますよね。当時はパンチラ画像だけで親からアウトですよ（笑）。

−−パンチラ撮っては折られ、パンチラ撮っては折られ（笑）。

えり　折られても父親が寝てる間にもケータイ抜き取ってはいろいろ見てたなあ……。

いやあ、北見さんの話す話はすべて平和なんですけど、どこかブルータルな匂いがするのはなぜなんでしょうね……。

さすがドSのお人柄！

さて、そろそろ自ら制作する映像などについてうかがいましょう。

−−女子高生で撮られるモデルから、自分でいろいろ作るようになったきっかけは何なんでしょう。

えり　20歳の時に、フェチフェスを知って出たくなったんです。

−−フェチフェスって、都内で定期的に開催されてるフェチサークルやアーティストにAVメーカーなどが集まる即売会＆パフォーマンスイベントですね。

えり　最初は見に行きたいなって感じだったんですけど、入場料出して入るより自分も出た方がいいなと思ったんですよ、タダで回れるし（笑）。それで「思春期マーブル」（Tシャツブランド）のモデルに応募したら受かって、それきっかけで「ロー協」（日本ローレグ・ライズ協会）も出ないっ？って声かけられて。その頃にツイッターアカウント初めて作ったんですよ。そしたらどんどんフォロワーが伸びていったから、これはイケるなと思って（笑）。

−−あははは！それからフェチっ気の強いのも増えていった感じですかね。

えり　そうですね、一気に布の面積が減りました（笑）。お客さん増えるならいいかって、マイクロビキニとか着始めて。

−−その頃からぐっと画像を見かけるようになった気しますね。

えり　ツイッターは大きかったですね。それまでは発信はアメブロくらいで、あとはお客さんとの撮影会ぐらいだったけど、ツイッターとかすぐ反応が返ってくるじゃないですか。それが面白くって。ツイッターは面倒だからやってなかったんですよ。わたし、新しいものに飛びつきたくないって思っちゃって何でも遅くなるんです、ガラケーからスマホに変えるのとか（笑）。

−−今はツイッターなどでも北見さんの画像見かけますけど、北見さんというとラバーの印象強いですね。

えり　最初はメーカーさんがモデルやってほしいって言われて興味もって、着てみたら意外と気持ちよくって。それからどんどん衣装増えていっちゃって。

−−ラバーの魅力ってどういうところですか？

えり　窮屈な感じが好きなんですよ。首とかもキュッと詰まって息が浅くなる。もともと窒息フェチなところもあって。それにさわり心地がめちゃくちゃいいんです。それに身体のラインを出すのが好きなので、脱いでないのにシルエットがはっきり出るのもいい。最近はラバーに偏りがちですね。

−−じゃあ途中からはモデルとして見せ方を考えて脱ぐのが楽しい感じに。

えり　そうですね、撮影自体も好きになって。黙って粛々とポーズとってるだけだとヒマですし（笑）。最近は自分で自分を撮影するセルフポートレイトなんかもやっています。

−−最近のだとラバーとかもですけど『白濁ろまん』とかいいですね。口腔フェチにはたまらないやつ。

えり　これは自分で女の子を撮りたいと思ったんですよ。うちのスタッフがあんまりエッチなことに関心がないというか、エッチなアングルがヘタクソというか。

−−わかってないな！みたいな

えり　ラバーとか撮らせたらめちゃくちゃ上手いし、かっこいい写真は本当上手いんですけど、エロい写真はダメなんですよ。女の子を下から煽って撮るのとか、なんでこうエグって煽らないの！　みたいなのが多くて。

−−カメラアングルとか「もっとエッチに！」と言っても感覚的だから通じないですよね。それこそエロの好みと一緒で千差万別。

えり　それでムカついてきちゃって、「わたしがやるよ！」って話になったんです。一本は自分が出てるんですけど、もう一本はモデル別でわたしが直接カメラマンの隣にいて細かく指示したり、自分でも撮ります。自分がモデルじゃないとジャージで行けるから楽ですね（笑）。

−−自分で撮るのは楽しいですか。

えり　楽しい！自分が撮られるときは顔とか気にしちゃうんですよね。怒ると化粧も崩れるので。いちおう自分を撮る時も、モニタ反転させてビデオカメラの映像チェックしたりしてるんですけど。白濁シリーズもそうですけど、今後はいろんな子撮りたいです。

−−これはイラマチオ好きだというところからスタートしたシリーズだそうで。

えり　そっち寄りです。女の子が頑張るじゃないですか、その下から見上げる目線がいいんですよ〜。でも男性が大きいからだを折りたたんで舐めてる姿もかわいいんですよ、ぺ二バンつけて咥えさせるのも。わたし背小さいんですけど、キュッと縮んで頑張って咥えるの見るの、あれもたまらないです！

−−ドＳですねえ、男相手にも女相手にも。

えり　男性がひざまづいてる姿は好きですね〜。ふだん偉そうな人とかが裏でかわいい感じだとキュンときますね。でも女性でもふだんかっこいい系の女性が自宅ではニャンニャンしてるとかいいですよね〜。フフフ。

−−北見さんがドＳだっていうのは重々わかったんですけど、他にはどんなプレイしてこられました？

えり　ＳもＭもやったし、もっとエグいのもやりましたよ。人生経験だなあって。

−−逆にやってないのっていうと？

えり　サスペンションとか焼きごてみたいな、痕が思いっきり残るやつはモデルやってるのもあって出来てないですね。そこまでの気合入る関係性の相手がいなかった、っていうのもあるんですけど。わたし、ピアスもタトゥーも入れてないんですよ。タイミング逃しちゃったってのと、たぶん入れだしたら止まらなくなりますね。耳とかダーッと空けちゃいそう。

−−ピアスとタトゥーは止まらないって言いますもんね。あと今更なんですが、このDMMニュースってのはAV女優や作品についての情報が中心のサイトなんですけど、北見さんはAVって見ます？

えり　見ますよ！女優さんは完全に見た目でチョイスです。わたし、こういう子になりたいって理想が青井いちごちゃんなんです。もっと華奢で細くて小さくて、黒髪ぱっつんが似合う。あんな感じが好きですね。もう可愛い女子は片っ端から。あとレイヤーの百合華ちゃんとかも見ます。最近コスプレイヤーからAV出る子も多いですよね。

−−好きなAVのシチュエーションは？

えり　ＳＭぽい感じか、あと家に押し入られちゃう系の好きですね！　女の子はHのときの顔がいちばん可愛いと思うんですよ。自分がＡＶ出ようとは思わないんですけどね。普通にしてるぶんには顔作れるんですけど、演技しろといわれるとビビるくらい下手なんですよ！なんて棒読みなんだって。

−−えー、想像がつかないです！

えり　イメージ２本出してるんですけど、、まあ大根演技で（笑）。今回の白濁シリーズも相手のモデルさんにはいろいろ要求したんですけど、わたしはひとことも喋らないんですね。言葉を発すると「ごめん！」ってなっちゃうんで（笑）。だからこれからＡＶ女優さんに会うんだったら演技のコツを聞いてみたいです！

ということで北見えりさんのインタビュー、ただのモデルでもなく、普通のＡＶ監督とも違う独自の視点に魅了されたんじゃないでしょうか。

女性発のこうした表現は、新しいエロとかフェチといった何かを生み出してくれそうです。

もちろん北見さんがそのトップランナーだ！