夜中まで主将にLINE連絡の顧問、高2自殺前日は興奮状態で叱責…「最後の引き金」か
2021/03/20 12:12
沖縄県立高校2年の男子生徒(17)が1月に自殺した問題で、県教委は19日、自殺の要因を「部活動の顧問との関係を中心としたストレスの可能性が高い」とする第三者チームの調査報告書を公表した。金城弘昌教育長は記者会見で「顧問から過度のプレッシャーを与えられ、精神的に追い込まれた様子がうかがえる。重い責任を感じている」と謝罪した。
発表によると、生徒は運動部の主将を務めていた。顧問の男性教諭(40歳代)からは「主将をやめろ」などと言われていたほか、LINEでの連絡が夜中まで続くことがあったという。顧問の指示で、学園祭のクラス活動に参加できないこともあった。
自殺前日には、部活動を切り上げる時間を巡って顧問から叱責された。顧問は興奮して熱くなったことを調査で認めており、報告書は「日常的なストレスで限界に近かった生徒の精神状態に対し、(自殺の)『最後の引き金』になった可能性が高い」と結論づけた。
県教委は今後、顧問の懲戒処分を検討する。
顧問を恐れ退部できず
2021/03/20 12:12
沖縄県立高校2年の男子生徒(17)が1月に自殺した問題で、県教委は19日、自殺の要因を「部活動の顧問との関係を中心としたストレスの可能性が高い」とする第三者チームの調査報告書を公表した。金城弘昌教育長は記者会見で「顧問から過度のプレッシャーを与えられ、精神的に追い込まれた様子がうかがえる。重い責任を感じている」と謝罪した。
発表によると、生徒は運動部の主将を務めていた。顧問の男性教諭(40歳代)からは「主将をやめろ」などと言われていたほか、LINEでの連絡が夜中まで続くことがあったという。顧問の指示で、学園祭のクラス活動に参加できないこともあった。
自殺前日には、部活動を切り上げる時間を巡って顧問から叱責された。顧問は興奮して熱くなったことを調査で認めており、報告書は「日常的なストレスで限界に近かった生徒の精神状態に対し、(自殺の)『最後の引き金』になった可能性が高い」と結論づけた。
県教委は今後、顧問の懲戒処分を検討する。
顧問を恐れ退部できず