今回のテーマは、「オヤジが一度は乗ってみたいクーペの魅力は?日本車と外車で比べてみた!」です。
80〜90年代頃は、安価でカッコいい2ドアクーペが若者車で山ほどセリカ2000GT、ランサーセレステ、サニーRZ1、カペラクーペ、バラードCR-Z、、、。
80年頃、私が運転免許を取得した頃は、2ドアクーペなんて掃いて捨てるほどありました。
しかし、何時しかセダンやワゴンブームとなり使い勝手の悪い2ドアクーペは駆逐されて行ったのです。
2000年頃の若者車は、いきなりセダンやミニバンになってしまいます。
そのころ免許を取得された方は残念なことに2ドアクーペのカッコよさを知らずにいるかもしれません。
流麗なスタイリングのクーペ。
そんなスタイリッシュな車で街に出かけ信号待ちでウインドウに写る自分の車に、きっと惚れ惚れしてしまうでしょう。
私はナルシストではありませんが、実際そうでした。
そんな素敵な体験をオヤジなら一度は経験してみたいと思いませんか。
今回はそんな流麗なスタイリングのクーペを日本車と外車で紹介します。
最近では、2ドアだけでなく4ドアクーペやSUVでもクーペのデザインになっているモデルが多くなっています。
今回は、正統派の2ドアクーペに絞ってご紹介しましょう。
■WRCで活躍した名車対決
まずは、WRCで活躍した日産 フェアレディZとルノー アルピーヌA110をご紹介します。
ファレディZは、70年代のWRCにスポット参戦し数々の偉業を成し遂げラリ—の日産の名声を得ました。
ルノーアルピーヌA110は、WRCが始まった1973年のチャンピオンマシンです。
冬のモンテカロルで縦横無尽な走りで圧倒し年間優勝を成し遂げたのです。
どちらもWRCで鍛えられたマシンなのですね。
そして、どちらも最新モデルになる現行車があるのが、なかなかすごいことではないでしょうか。
■①日産 フェアレディZ(Z34 2008年〜)
日産を代表するスポーツクーペ。
初代S30の登場は、1969年のこと。
2ドアファストバッククーペは、初代モデルから貫かれているフェアレディZのアイデンティティでしょう。
現行モデル(Z34)のボディデザインは、Z33のキープコンセプトながら後席シートを廃止して前席のみの2シートにしたのはGT-R以上のスパルタンさです。
ボディサイズは、全長×全幅×全高=4260×1845×1315mmで、車重は1540kg。
搭載エンジンは、3700ccV6DOHCで最高出力336PS/37.2kg・mは、感動的な加速を味あわせてくれます。
感動的な加速力があるのに燃費は9km/Lとリーズナブルになっています。
駆動方式は、FRでミッションは7速ATと6速MT。
フロントエンジン・リアドライブは、ハンドルを切った分だけノーズが入って行くリニアなモノで感動的なハンドリングです。
価格は、約390万円〜。
2019年にはフェアレディZ生誕50周年を記念して現行モデルがビックマイナーチェンジするようです。
■◇ルノー アルピーヌA110(2018年〜)
アルピーヌは、ルノー専門のチューナー。
例えるならメルセデスベンツのAMGやBMWのMなどで、日本車なら日産ならニスモやスバルのSTIにあたるものです。
A110は、最初からWRCなどのモータースポーツに参戦することが前提で作られた公道を走れるレーシングカーとして誕生しました。
バックボーンフレームに軽量なFRPボディのサイズは、非常にコンパクトで車重は1tにもみたない850kg。
わずか1100ccのエンジンをリヤに積んだA110は小型軽量とRR駆動のトラクションを生かしてWRC開催の1973年席巻し、初代WRCマニファクチャラー・チャンピオンになりました。
そんなWRCで大活躍した名車が、2018年に驚きの復活を成し遂げました。
エンジン搭載位置は、前席後ろのミッドシップでMR駆動です。
ボディデザインは、2ドアクーペを踏襲し先代モデルを彷彿させるボディラインになっています。
ボディサイズは、全長×全幅×全高=4205×1800×1250と、時代に合わせて大型化されました。
ボディサイズが大きくなったことから車重も1越えの1130kg。
搭載エンジンは、1800cc直4・直噴ターボと強力なものに。
最高出力は252PS/32.6kg・mで圧倒的な加速力を発揮します。
価格は、790万円〜841万円です。
フェアレディZとアルピーヌA110ともに甲乙つけがたいピュアスポーツクーペですね。
【日時】2019年01月26日(土)
【提供】YAZIUP