🏥 岩手病院・医師

奥州市の県立胆沢病院で勤務する５０代の男性の薬剤師が、病院から備品のプリンターのトナー、およそ７３０万円相当を盗んで売却していたことが分かり、病院は８日、警察に被害届を出したと公表しました。

職場から備品を盗んで売却していたのは県立胆沢病院の薬剤科の所属する、
５０代の男性薬剤師です。
県医療局によりますと、おととし９月以降、薬剤科で使用しているプリンターのトナーの交換履歴と消費量が一致していないことが発覚し、調査を進めた結果、男性薬剤師が持ち出して売却したと申告したということです。
男性薬剤師は、平成３１年２月ごろからおととし１２月にかけて、未使用のトナー２００数十本、およそ７３０万円相当を持ち出して売却し、２２０万円ほどの利益を得ていたということで、「利益は住宅ローンや生活費に充てた」と話しているということです。
病院は８日、盗難の被害届を警察に提出しました。
男性薬剤師は全額を返金する意向を示しているということですが、県は損害賠償を請求し、すみやかに処分するとしています。
県医療局の三田地好文次長は、「新型コロナウイルスの対応に取り組んでいる中、このような事案が発生し極めて遺憾です。県民の皆様に深くお詫び申し上げます」と話しています。