『Le Guide Michelin(ル・ギッド・ミシュラン)』はフランス全国のレストランとホテルを厳選し、格付けしつつ網羅したガイドブック。そもそもは同名のタイヤメーカーが販売促進と顧客サービスのため、地図とともに編纂(へんさん)したのが始まりで、以降年度版で刊行を続け、今日ではガイドブックの世界的権威となった。人気と信頼を得た理由は、複数の覆面調査員による秘密裡(ひみつり)の取材・評価法と、店のおいしさを星で(日本版ミシュランによれば、1つ星=そのカテゴリーで特においしい料理、2つ星=遠回りしてでも訪れたい料理、3つ星=そのために旅行する価値のある卓越した料理)、快適度をスプーン&フォークの数で格付けし、その他のデータ(駐車場の有無、支払い方法など)も独自のマークで表示するという、詳細ながら明快な編集方法にあるといわれる。既に欧米各国・各都市版も刊行されているが、2007年11月に東京版(08年度版)が刊行され、アジア初上陸を果たした。
[匿名さん]