小学生の時、小学校のスポーツ少年団に所属していた。1学年1クラスの小学校だった。
小学生は小4~小6まで全員が入っていた。男子は野球、女子はバレーボールだった。
小4はキャッチボールと球拾い。小5からバッティングをしてた。小5でバッティング練習出来たのは上手い子だけだった。小6は全員、バッティング練習出来てると思ってたが・・・
運動音痴の自分には、小6になってもバッティング練習をさせてもらえなかった。
「僕、まだバッティング練習をしてないんですけど」と言うと、
監督は「お前みたいな下手くそは、練習の邪魔だ」と言った。
監督は、試合に出る選手ばかり熱心に指導し、自分を無視してた。
家の庭の小さな木の枝に軽自動車のタイヤを吊るして、タイヤ打ちをよくしていた。木の枝が、バットを振るのに丁度良い高さだった。
試合はトーナメントだった。1つの小学校から、AチームとBチームの2チームが、試合に出ていた。自分はBチームの補欠だった。
試合に負けた後も、負けたチーム同士が順位を決めるために、試合をした。
負けたチーム同士の試合に、代打として出ることになった。
監督・チームメイト全員、(三振か、よくて内野ゴロか内野フライだろう)と思ってただろうが、自分はスリーベースヒットを打った。
自分は(ホームベームを踏めるかもしれない)と思ったが、他の補欠が代走をすることになった。