🌊 宮崎災害

宮崎県の養鶏場で鳥インフルの抗体確認

　宮崎県は３日、同県川南町の養鶏場で飼育している鶏から鳥インフルエンザの抗体を確認したと発表した。

　ウイルスは確認されず、発熱など特徴的な症状も見られないため、県は「毒性の弱い低病原性ウイルスに感染し、発症しなかったとみられる」としている。ほかの鶏に異常が見られないことから、感染が広がる可能性は極めて低いという。

　県によると、養鶏場では採卵用の鶏約２万羽を飼育。国の防疫指針に基づき、渡り鳥の飛来シーズン（１０月〜翌年５月）に合わせて県が実施している検査で５月中旬、３０羽を抽出して抗体を調べたところ、１羽が陽性だった。６０羽を抽出し再調査した結果、１羽に陽性反応があった。この２羽が同じ鶏かどうかは不明。ウイルスは検出されなかった。
（2013年6月3日23時56分 読売新聞）