沖縄県警に息づく空手の「魂」 幹部ら業務終え鍛錬 “キャリア組”も参加
沖縄タイムス 5/29(月) 6:15配信
伊敷幸敏教士八段(右)の指導を受ける県警の池田克史本部長=24日、県警本部の武道場
【週刊沖縄空手】KARATEトピックス
「エイッ」。沖縄県警本部の武道場に気迫あふれる声が響く。力強く拳を突き出し、沖縄伝統空手の鍛錬に励む幹部らの額には汗がにじんでいた。柔剣道のイメージが強い県警にも、空手が継承されている。県外から赴任してきた“キャリア幹部”も教士の指導を受け、熱い思いで技に磨きをかけている。(社会部・新垣卓也、嘉良謙太朗)
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■捜査1課長が指導
業務を終え、道着に着替えた県警幹部やOBらが、県警本部地下1階の武道場内で力強い気合を響かせ、拳を突き出す。指導者は、殺人や強盗など凶悪犯罪の捜査を指揮する捜査1課の松崎賀充課長(55)だ。上地流の教士八段の腕前を持つ。
稽古は毎週火曜日の夜。各部の部長や署長など幹部クラスのほか、県職員や弁護士らが参加し、汗を流す。松崎教士八段が創立した空手塾のメンバーだ。上地流の型の練習を基本に、2人一組で腹や脚を打ち合う実戦的な稽古「小手鍛え」も取り入れている。
毎週土曜日は、うるま市石川の県警察学校で県警OBなど他のメンバーを教えている松崎教士八段。今後も「空手の伝承・発展に努めたい」と意気込む。
本部の武道場で稽古に参加している新里一生活安全部長は「空手はいくつになってもできる。稽古を始めて健康維持につながった」と効果を実感。當山達也刑事部長は「ウチナーンチュとして空手伝承のバトンをつなぐため、これからも頑張りたい」と話した。
沖縄タイムス 5/29(月) 6:15配信
伊敷幸敏教士八段(右)の指導を受ける県警の池田克史本部長=24日、県警本部の武道場
【週刊沖縄空手】KARATEトピックス
「エイッ」。沖縄県警本部の武道場に気迫あふれる声が響く。力強く拳を突き出し、沖縄伝統空手の鍛錬に励む幹部らの額には汗がにじんでいた。柔剣道のイメージが強い県警にも、空手が継承されている。県外から赴任してきた“キャリア幹部”も教士の指導を受け、熱い思いで技に磨きをかけている。(社会部・新垣卓也、嘉良謙太朗)
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■捜査1課長が指導
業務を終え、道着に着替えた県警幹部やOBらが、県警本部地下1階の武道場内で力強い気合を響かせ、拳を突き出す。指導者は、殺人や強盗など凶悪犯罪の捜査を指揮する捜査1課の松崎賀充課長(55)だ。上地流の教士八段の腕前を持つ。
稽古は毎週火曜日の夜。各部の部長や署長など幹部クラスのほか、県職員や弁護士らが参加し、汗を流す。松崎教士八段が創立した空手塾のメンバーだ。上地流の型の練習を基本に、2人一組で腹や脚を打ち合う実戦的な稽古「小手鍛え」も取り入れている。
毎週土曜日は、うるま市石川の県警察学校で県警OBなど他のメンバーを教えている松崎教士八段。今後も「空手の伝承・発展に努めたい」と意気込む。
本部の武道場で稽古に参加している新里一生活安全部長は「空手はいくつになってもできる。稽古を始めて健康維持につながった」と効果を実感。當山達也刑事部長は「ウチナーンチュとして空手伝承のバトンをつなぐため、これからも頑張りたい」と話した。