🤸🏻 体操・新体操

日本男子、予選で暫定２位＝あん馬でミス続く−世界体操
内村航平 リオデジャネイロ五輪


男子予選のあん馬で落下した内村航平＝２６日、ドーハ

　【ドーハ時事】体操の世界選手権第２日は２６日、ドーハで男子の予選後半が行われ、全１０班中６班で演技した２０１６年リオデジャネイロ五輪団体総合金メダルの日本は２５３．３１２点で、中国などの１班を残して暫定２位となった。
　右足首負傷で個人総合を断念し、３種目の出場となった内村航平（リンガーハット）が得意の鉄棒で１４．６００点をマーク。しかし、最後のあん馬で内村、谷川航（順大）、萱和磨（順大）が相次いで落下するなど、得点を伸ばせなかった。２５日に演技したロシアが２５８．４０２点で暫定トップ。
　個人総合は暫定で白井健三（日体大）が４位、萱が７位につけ、２４人による決勝進出を確実にした。８人で決勝を争う種目別の鉄棒では内村がトップに立っている。
　団体総合は世界選手権で１５年大会以来３年ぶりに行われ、日本は連覇を目指す。３位以内に２０年東京五輪の出場権が与えられる。
　日本女子は２７日の予選に登場。　（2018/10/27-01:23）

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村上茉愛が涙の銀　鶴見以来９年ぶりの日本勢メダル
[2018年11月1日23時59分]
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跳馬の演技を行う村上（AP）
跳馬の演技を行う村上（AP）
＜体操：世界選手権＞◇1日◇カタール・ドーハ◇女子個人総合決勝

女子個人総合決勝で、村上茉愛（22＝日体大）が55・798点で初の個人総合表彰台となる銀メダルに輝いた。日本勢では09年ロンドン大会銅メダルの鶴見虹子以来の表彰台となった。

最初の跳馬で３位発進すると、段違い平行棒、平均台を終えて5位につけた。最後は得意の床。昨年世界選手権の種目別で金メダルを取っている。序盤で武器でもあるH難度のシリバス（後方抱え込み２回宙返り２回ひねり）を成功させる。その後も確実にポイントを積み重ね、メダルにつなげた。演技後は感極まって涙を流した。

昨年世界選手権では種目別の床で金メダルも、個人総合では平均台での落下が響いて４位とメダルを逃しただけに、喜びも大きかった。

苦闘の道程だった。7月の練習中に右足首靱帯（じんたい）を負傷。8月、代表候補だった宮川紗江（19＝高須クリニック）が、監督である塚原千恵子強化本部長をパワハラ問題で告発。大会直前には主力の杉原愛子（19＝朝日生命ク）腰痛で欠場するなどのトラブルにも見舞われた。

先月30日の団体総合決勝は52年ぶりのメダルはならず６位。主将を務めた寺本明日香（22＝ミキハウス）が「本当に申し訳ない」と涙をぼろぼろ流してミスした自分を責める中「（順位は）全員の問題。誰か1人を責める訳でなく、自分たち1人1人が0・1、0・2点を拾っていければいい」と毅然と前を向いた。様々な困難を乗り越えた精神力は大一番にいきた。