🐰 読売ジャイアンツ総合

　巨人は１０日、野球賭博に関与した福田聡志投手、笠原将生投手、松本竜也投手の３選手の契約解除など球団内での処分を発表した。

　９日の会見で巨人は新事実として、３選手以外にも球団内で“賭け事”が横行していたことを明かした。では、賭けマージャンや賭けトランプをやっていたことは法律に触れないのか。

　板倉宏日大名誉教授（刑法）によると「もちろんアウトです。常習賭博ということにもなりますし『金額が１万円程度だから』『現行犯じゃないから』というのは理由になりません。賭博の事実が明らかになったわけですから、警察は当然動くことになるでしょう。逮捕はされないまでも書類送検となり、略式で３０万円ぐらいの罰金になると思います」。

　３選手以外の名前は明らかにされていないが、「被疑者不詳のまま送検になるかもしれませんが、その後の調べで明らかにならないわけがありません」（同教授）とも。

　巨人が「遊び」とした高校野球を舞台にした「クジ」にしても「これも明らかな賭博です。クジ引きで遊びだから賭博じゃありませんなんて、言い訳は通りません。そんな甘いものじゃないですよ」と、同教授は一刀両断した。

　罰金刑といえども前科になるだけに…。巨人は１０人以上の前科者を出してしまうことになりそうだ。