イ・ヒボム平昌(ピョンチャン)冬季五輪組織委員長の声には力がみなぎっていた。
イ委員長は大会開幕を141日後に控えておこなわれた平昌五輪のメダル公開イベントに出席し、「大会が本当に目前だ。2018年2月9日の開幕を前に、きちんと準備したい」と述べた。
平昌冬季五輪組織委員会は21日、ソウル東大門デザインプラザ(DDP)にてイ・ヒボム組織委員長やト・ジョンファン文化体育観光部長官、ソン・ドクドゥ江原道(カンウォンド)行政副知事、スポーツの有望株、記者団らが出席する中、メダル公開イベントをおこなった。
同イベントはソウルと米ニューヨーク(現地時間20日午後8時30分)で同時開催され、ニューヨークのメトロポリタン美術館での公開イベントには文在寅(ムン・ジェイン)大統領も出席した。
初公開されたメダルのデザインは“ハングル”があしらわれた。
リサイクル素材を使って話題を集めた2016リオ夏季五輪と違い素材上の特徴はないが、韓国の伝統美が投影されたデザインが目を引いた。
メダルの前面は、オリンピックの伝統により左側上段に五輪マークを配置し、裏面には大会エンブレムと種目名を刻んだ。
側面には“平昌冬季オリンピック”の子音(ハングル)を立体的に活用し、選手たちの努力と忍耐の姿を斜線で表現した。
また、メダルのリボンも韓国伝統の“韓服”から持ってきた。
韓服特有の甲寺(カプサ)を素材に活用し、雪の結晶のパターンと刺しゅうが施された。
メダルと共に提供されるケースも瓦屋根の曲線を現代的にアレンジした原木で製作された。
イ委員長はイベント後に取材に応じ「五輪が近づいていると実感する。メダル公開を皮切りに、来る10月24日にギリシャで聖火が点火され、それが11月1日には仁川(インチョン)空港を通じて入ってくる。
そして、101日間で全国7500人の走者が2018キロを走り、(オリンピックの)ブームアップに力を注ぐ」と述べた。
またイ委員長はハングルをモチーフにしたメダルデザインを褒め称えた。
彼は「韓国の伝統美がとてもよくあらわれている。IOCをはじめ、世界各国の団体から“とても新鮮だ、創意的なメダル”という好評を聞いた」と伝えた。
【日時】2017年09月21日(木) 14:13
【提供】WoW!Korea