日本時間23日夜、国際宇宙ステーション(ISS)に米民間宇宙企業スペースXの物資補給船ドラゴンがドッキングした。
本来は当日未明を予定していたが、ドラゴン補給船のナビゲーションシステムが誤った情報を受信していたため、接近を中断していた。
ドラゴンは23日午後7時44分(日本時間)に、ISS司令官のシェーン・キンブロー飛行士と、欧州宇宙機関(ESA)から派遣されているトーマス・ペスケ飛行士が操作するロボットアームでキャッチされ、その2時間半後の午後10時12分、ISS本体とのドッキングに成功した。
米航空宇宙局(NASA)によると、ドラゴンは今回、オゾン層の状態を監視するモニターや、雷の発生データを記録する観測装置のほか、水や食料など宇宙飛行士の消耗品を運んだ。
今後はISSに約4週間滞在する予定。
また、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から22日に打ち上げられたロシアの補給船プログレスも24日午後5時半過ぎにドッキングを予定している。
偶然にも米露両国の補給船によるドッキング合戦と相成った。
【日時】2017年02月24日(金) 10:01
【提供】ハザードラボ