4月9日以降、、カムチャッカ半島の3火山と千島列島のエベコ火山で相次いで噴火が起こった。
ロシア科学アカデミー火山地震研究所(IVS FEB RAS)が発表した。
発表によるときのう(10日)、カムチャッカ半島のシベルチ山で爆発的噴火が観測され、火口から6000メートル上空に噴煙が立ち上った。
噴煙は南東方向に75キロほど流れ、カムチャッカ火山噴火対策チーム(KVERT)は、付近を航行する旅客機に対して、火山灰に注意するよう呼びかけている。
また、この噴火に呼応するように、9日にはカムチャッカ半島最高峰のクリュチェフスカヤ火山から噴煙が上がり、きょう(11日)はカンバルニー山で爆発的噴火が起こった。
先月24日に数世紀ぶりに噴火したカンバルニー山では、その後も活発な火山活動が続いていて、高さ2500メートル上空に立ち上る噴煙が、160キロ南東まで伸びていて、その先端は東北沖まで到達している。
さらに9日には、2月末に水蒸気爆発が観測された千島列島北部パラムシル島のエベコ山で再び爆発的噴火が起こっている。
■国内の火山の現状については、ハザードラボ「火山マップ」をご覧ください。
【日時】2017年04月11日(火) 11:36
【提供】ハザードラボ