低迷する福山雅治主演ドラマ『ラヴソング』(フジテレビ系/月曜午後9時〜)が、完全に泥沼にはまってしまった。
5月16日に放送された第6話の平均視聴率は、まさかの6.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。
2014年4月期『極悪がんぼ』(尾野真千子主演)第10話の7.8%を大きく下回り、フジ“月9”史上ワースト視聴率(単話)を更新したのだ。
初回10.6%でスタートした同ドラマだが、第2話で9.1%と早くも1ケタ台に転落。
第3話は9.4%とやや持ち直したが、第4話=8.5%、第5話=8.4%と下がり続け、第6話では6.8%まで落ち込んだ。
これで、第6話までの平均は8.8%となり、“月9”史上ワースト視聴率(全話平均)を更新した、前クールの『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(有村架純&高良健吾主演)の9.7%を下回る可能性が高くなってきた。
そうなった場合、『ラヴソング』は単話、全話の両方で“月9”史上ワースト視聴率2冠王となってしまう。
『ラヴソング』爆死の要因としては、結婚による福山人気の下落、アミューズ(福山所属事務所)が無名のシンガーソングライター・藤原さくらをヒロインに“ゴリ押し”したことへの嫌悪感、実年齢で27歳差の福山と藤原のラブストーリーへの違和感、音楽ドラマ自体が時代にそぐわないなどの点が挙げられそうだ。
この失態で、福山は今後の活動において、大きな損失を被ることになりそうだが、その一方で、ひとり、ほくそ笑んでいるのが藤原だ。
いくら視聴率が悪く、アンチが増えたとはいえ、福山主演ドラマでヒロインを務めて、その知名度は飛躍的にアップ。
2月17日にリリースしたメジャー・ファーストフルアルバム『good morning』(ビクターエンタテインメント)の発売を記念した福岡(6月25日)、東京(7月1日)のライブのチケットはすでに完売。
9月10日からは、全国の主要都市8カ所を回るツアーを開催する。
6月8日には、福山が作詞・作曲した『ラヴソング』の主題歌「Soup」がファーストシングルとしてリリースされるなど順風満帆。
ド素人だった演技への評価も、「だんだんうまくなってきた」との声も多くなってきたようだ。
福山はドラマの爆死で赤っ恥をかくことになってしまったが、失うものが何もなかった藤原だけは、低視聴率でも得をしたようだ。
【日時】2016年05月18日(水) 18:00
【提供】日刊サイゾー