フィリピンで、“また”韓国人が殺害される事件が起きた。
今年に入って、計6人もの韓国人が殺害されたことになる。
韓国外交部(日本の外務省に相当)は10月13日、「駐フィリピン韓国大使館が現地警察当局を通じて把握したところによると、11日午前7時30分に、韓国人3人(男性2人、女性1人)が、パンパンガ州バコロルのサトウキビ畑で頭に銃創を負って死亡した状態で発見された」と伝えた。
殺害された韓国人3人はみな頭を撃たれており、そのうちの男性1人は足を、女性は手首をテープで固定されていたという。
2013年から15年にかけて海外で殺害された韓国人は計79人だが、そのうちフィリピンで殺された韓国人は31人。
実に約40%が、フィリピンで命を落としていることになる。
それにしても、韓国人はなぜ、フィリピンで殺害事件に巻き込まれてしまうのか?
駐フィリピン韓国大使館の呼びかけが、その原因を探る手がかりになる。
同大使館は事件に巻き込まれないために、「財力の誇示を控えて」「現地人や他の韓国人とのトラブルを避ける」よう呼びかけているのだ。
韓国人が財力を誇示する具体的なシーンは、売春婦に対してだろう。
というのも、買春目的でフィリピンを訪れる韓国人は非常に多く、15年8月にもフィリピン人女性を買春した疑いで韓国人男性207人が検挙されたことがあったほど。
彼らが売春婦に少なくない金を落とすことから、フィリピン人の間では、「韓国人はお金持ち」というイメージがあるようだ。
また、海外ということで態度が大きくなり、現地人を軽視した行動を取ることも多々あり、トラブルの原因になっているという。
つまるところ、“身から出たサビ”ということだ。
被害者たちは気の毒だが、韓国人側にも問題があるだけに、解決への道のりは遠そうだ。
【日時】2016年10月14日(金)
【提供】日刊サイゾー