関西と中国地方を結ぶ中国道や山陽道は、広い範囲が通行止めになった。本州と四国を結ぶ高速道路も、ほぼ全線がストップ。土砂崩れが起きている場所もあり、全線復旧の見通しが立っていない。
ヤマト運輸は7日、北陸や近畿、中国、四国地方の広い範囲で、荷物の集配を停止した。東日本などほかの地域からも、被害の出ている地域に向けた荷物の発送ができない状態だ。「現時点では今後の状況は見通せない」(広報)という。
佐川急便も集配不能地域が1府7県に広がっている。福山通運も「輸送網にかなりの障害が出ている」。西日本の広い範囲で、荷物が届けられていない。
[匿名さん]
ローソンは7日、京都や兵庫、広島など1府9県の計53店舗で少なくとも一時営業を取りやめた。通行止めで、弁当やおにぎりなどが工場から店舗に運べない地域もある。セブン&アイ・ホールディングスも、商品の配送に一部遅れが出ているという。
朝日新聞も、7日付朝刊を工場から運ぶトラックが冠水した道路で立ち往生するなどして、京都府と広島、岡山、兵庫各県の販売所に計4万5千部を届けることが出来なかった。
北陸から九州にかけて、貨物列車にも運休が多数発生。物流の混乱が続けば、幅広い業種の経済活動にさらに大きな影響が出る可能性がある。
山口県岩国市では、山あいにある旭酒造の蔵が浸水し、国内外で人気の日本酒「獺祭(だっさい)」の製造ができなくなった。
朝日新聞社
[匿名さん]
被災地に向かうボランティアの車が事故 山陽道が通行止め
2018年7月15日 8時08分
消防に入った連絡によりますと、15日午前5時ごろ、岡山県内の山陽自動車道の下り線でワゴン車が横転して後ろから大型トラックが衝突する事故があり、ワゴン車に乗っていた4人のうち3人が重傷、1人が軽いケガをして病院で手当てを受けています。
横転した車に乗っていた人は援助物資を乗せて、被災地にボランティアに向かっていたということです。
事故の影響で山陽自動車道は午前7時前から備前インターチェンジと和気インターチェンジの間の下り線で通行止めとなっています。
[匿名さん]
全国の道路582区間が通行止め、渋滞も発生 豪雨被害
2018年7月15日21時27分 朝日新聞
写真・図版
道路が寸断された広島県呉市天応地区。砂と岩で埋まった川に「土石流危険」の看板があった=2018年7月15日午後1時10分、広島県呉市、川村直子撮影
西日本を中心に被害をもたらした豪雨により、各地で道路の寸断が続いている。国土交通省によると15日現在、全国の主な道路の計582区間が通行止めになっている。うち344区間は被害が多発した広島、岡山、愛媛3県の県道で、暮らしに身近な道の復旧は進んでいない。
警察庁の15日午後2時45分時点のまとめでは、死者は217人。このうち17人については自治体が今回の災害との関連を確認中だ。ほかに2人が心肺停止。一方、行方不明や連絡が取れない人は、朝日新聞の15日午後9時50分時点のまとめで少なくとも21人いる。
国交省によると北海道や長野県以西の道路で被害が続いており、高速・有料道路は広島呉道路(広島県)など6区間、国道は56区間が通行止め。道府県道、政令指定市道は520区間が不通で、その3分の2が広島、岡山、愛媛3県に集中する。被災地では復旧やボランティア活動で交通量が増え、渋滞も起きている。
また、岡山県倉敷市は15日、自治体が民間住宅を借り上げる「みなし仮設」の受け付けを始めた。同市真備(まび)町の三つの避難所に設けられた相談窓口には高齢者らが列をつくった。
広島県内では坂町が17日までみなし仮設の入居申し込みを受け付けている。愛媛県も23日から受け付けを始めるが、被災者からは「コミュニティーを大切にしたい」として、従来の建設型の仮設住宅を望む声が多いという。
政府は15日、今回の豪雨災害を激甚災害に指定する見込みを明らかにした。
[匿名さん]
広島県東広島市では災害派遣の自衛隊車両に軽自動車が追突
[匿名さん]