<月収40万円超も>
大阪市出身の除染作業員工藤成人さん(62)は2月に入り、福島市のネットカフェで寝泊まりする生活を抜け出した。双葉町で働き口が見つかり、従業員寮で暮らせるようになった。
昨年11月に前の会社との契約が切れて退寮。アパートを探したが、全て断られた。「『除染やってます』言うたら貸してくれへん。ほんま難民やった」
経営していた飲食店を10年ほど前に畳んだ後、大阪で土木作業員をしていた。原発事故翌年の2012年春に福島県に来て、飯舘村や南相馬市などの避難区域で除染に携わってきた。
避難区域の作業には1日最大1万円の危険手当が付く。日当は高ければ1万8000円。月収に換算するとおおむね30万円で、時には40万円を超えた。一般的な土木作業の倍近かった。
大阪市出身の除染作業員工藤成人さん(62)は2月に入り、福島市のネットカフェで寝泊まりする生活を抜け出した。双葉町で働き口が見つかり、従業員寮で暮らせるようになった。
昨年11月に前の会社との契約が切れて退寮。アパートを探したが、全て断られた。「『除染やってます』言うたら貸してくれへん。ほんま難民やった」
経営していた飲食店を10年ほど前に畳んだ後、大阪で土木作業員をしていた。原発事故翌年の2012年春に福島県に来て、飯舘村や南相馬市などの避難区域で除染に携わってきた。
避難区域の作業には1日最大1万円の危険手当が付く。日当は高ければ1万8000円。月収に換算するとおおむね30万円で、時には40万円を超えた。一般的な土木作業の倍近かった。