テレビ離れで業界は沈むのか? Z世代、スポットCM、NHK…経営コンサルが3つのポイントで分析
Business Insider Japan / 2021年5月31日 6時45分
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TK Kurikawa/Shutterstock、Wire Dog/Shutterstock、Carl Court/Getty Images AsiaPac
テレビ離れが加速しています。コロナ禍でNetflix (ネットフリックス) やHulu (フールー) の動画配信サービスの利用が増大しましたが、テレビに関してはむしろ大きく痛めつけられました。そもそもテレビ局は何で儲けているのか?
本稿では、経営コンサルタントの今枝昌宏さんがテレビ業界分析をする際の3つのポイントを挙げ、解説します。
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(1)テレビ業界の動向を映し出す「スポット」のCM収入
CM収入は大きく「タイム」という番組提供と、「スポット」という指定の時間に放送するものに分かれます(図表1)。
タイム収入とスポット収入の違い (出所)テレビ朝日HPをもとに編集部作成
そのうち景気の影響を受けやすいスポットCMの収入を見ると、2020年の第1、第2四半期には各局とも急激な落ち込みが見られました。
背景にあるのはコロナ禍のステイホーム。このご時世ではCMを出しても無駄だと判断した企業、反感を買うと考えた企業が出稿を控えたことがあります。そうして自粛を選択した企業のCM枠をACジャパンによる公共広告や自局の番組宣伝で埋めると、広告収入は減ってしまうのです(図表2)。
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[匿名さん]