🦅 松戸市雑談

県警が昨年１年間に認知したひったくりの被害件数は、前年から１０６件増の１１７３件に
上ったことが２３日までに、県警のまとめで分かった。都道府県別では大阪府、埼玉県に次ぐ
ワースト３で、件数が激減した前年の６位から悪化。県警は「被害件数の減少により県民の
防犯意識が薄れたのではないか」と分析しており、ホームページでひったくりの分析結果を
公開するなどして防犯対策の再徹底を呼び掛けている。

　県警生活安全総務課によると、昨年１〜５月の被害件数は前年同期を７５件下回る
４２１件だったが、６月以降は“暗転”。６月から１０月まで、５カ月連続して
月１００件を超える被害が発生した。１１月以降も前年同月の件数を上回った。

　被害の９割以上が女性。すれ違いざまに、肩に掛けたり自転車の前かごに入れたかばん類を
ひったくられるケースが相次いだ。被害者の世代別では６０代が２２８件で最も多く、
２０代２１７件、４０代１９０件と続く。

　ひったくり犯の約８０％がバイクを使い、発生時間帯は帰宅時間の午後６〜１１時が
約６０％を占めた。地域別でみると、松戸署管内の１２２件が最多。このほか市川署１０４件、
千葉中央署９２件、船橋署８２件、柏署７８件など、京葉・東葛地域での発生が目立った。