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レスリング 伊調敗れる 川井梨紗子が優勝
2019年6月16日 17時32分

レスリングでオリンピック５連覇を目指している伊調馨選手が全日本選抜選手権の決勝で川井梨紗子選手に敗れ、優勝はなりませんでした。この結果、東京オリンピックの代表がかかる世界選手権代表選手の内定は、来月の決定戦に持ち越されました。

全日本選抜選手権は、ことし９月の世界選手権の代表選考会を兼ねて、16日までの４日間、東京で行われました。

世界選手権で３位以内に入れば東京オリンピックの代表が内定するため、伊調選手にとって５回目のオリンピック出場に向け重要な大会です。

伊調選手は女子57キロ級の決勝でリオデジャネイロオリンピック金メダリストの川井選手と対戦しました。

伊調選手は相手の攻撃に押され気味で、残り２分余りで片足タックルを受け、さらに寝技でポイントを奪われるなど０対５と大きくリードされました。

伊調選手も残り１分余りで相手のタックルをかわしながらバックを取って２対５と反撃し、残り30秒には相手を押し出し３対５と追い上げました。

さらに残り２秒で相手に注意が与えられ、４対５の１点差に詰め寄りました。

そして試合終了とほぼ同時に伊調選手が相手を場外に押し出しましたが、終了後だとしてポイントは認められず、伊調選手陣営のチャレンジ失敗によって１ポイントが相手に加わり、４対６で敗れました。

この結果、世界選手権の代表の座は来月６日に行われる決定戦に持ち越され、伊調選手と川井選手が再び対決することになりました。