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これを受け、弁護士でつくる第三者委員会が職員や患者、それに患者の家族などを対象に調査を行い、18日結果を公表しました。
それによりますと、略式起訴された5人のほかに看護師2人が、患者の首を絞めたり、頭をたたいたりするなどの暴行を行っていたことが認められたということです。
また、医師の指示のない違法な身体拘束が日常的に行われていたほか、入浴前の患者を裸に近い状態で廊下を歩かせるなどの不適切な行為が確認されたということです。
虐待などが起きた要因として医師や看護師らの倫理観の欠如、それを助長させた院長をはじめとする経営陣の怠慢や無責任さなどを挙げています。
このほか、虐待が早期に発覚せず、改善されなかった原因として、事前通知をしたうえで行う行政の検査の不備を指摘しています。
病院の検査などを行った東京都は「事件が発覚してから虐待の疑いがある場合は、抜き打ち検査の実施などに取り組んでいて、今回の報告書の指摘も踏まえ、指導を強化していく」としています。
第三者委員会が調査報告書を公表したことをうけ、滝山病院はホームページで「この結果を真摯に受け止め、改善に努めてまいります」とするコメントを出しました。