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■一流の条件とは？
数ある国内スポーツでも、トップレベルの収入を得ることができるプロ野球。

年俸はオフシーズンの契約更改によって決められており、その年の活躍によって金額は大きく上下します。

当然活躍すればするほど年俸は上がっていくわけですが、一流の線引きはどのあたりにあるのでしょうか？

■一億円説
区切りとしてわかりやすく、昔から一流の証として挙げられているのが一億円です。

現代のプロ野球では、かつての時代と比べると一億円プレーヤーの数はずいぶんと増えました。

それでも、これだけの年俸を貰える選手は全体からすると少数派。

プロ野球選手には3年結果を出して一人前という言葉がよく使われていますが、その言葉通りに3年結果を出せばちょうど届くような金額でもあります。

年俸一億円は、一流と言っても差し支えはない金額と言えるでしょう。

2016年度の契約更改時点、つまり2017年の年俸では約100名の選手がこの金額をクリアしています。

■年俸一億円の選手は？
1つのボーダーと言える、年俸一億円。

2016年度の契約更改時点では、下記の8選手がちょうどその金額であると推定されています。

菊池雄星(西武)
ウィーラー(楽天)
Ｔ−岡田(オリックス)
中島卓也(日本ハム)
西川遥輝(日本ハム)
鈴木大地(ロッテ)
野村祐輔(広島)
久保康友(DeNA)

このオフで1億円を切ってしまう選手もいるでしょうが、いずれも野球ファンには名前を知られている選手ばかり。

最多勝利と防御率のタイトルを獲得した菊池選手は、一気に二億円台に乗る可能性もあります。

■トップレベルは？
2016年度の契約更改時点では、国内トップの年俸金額は5億円。

サファテ(ソフトバンク)・メヒア(西武)・金子千尋(オリックス)の3選手がこの金額を稼いでいます。

また強豪・ソフトバンクには高年俸選手が特に多く、4億円以上稼いでいる選手がサファテを含めて7名もいます。

もちろん平均年俸も12球団1位となっており、圧倒的なスケールを有しています。

■査定基準は球団により異なる
契約更改ではその年の成績や実績を元に翌年の年俸が決められていくわけですが、その査定基準は球団によって異なります。

そのため同じような実績を積んでいても、球団が違えば金額も全然違うということもあり得ます。

どの球団でも一億円までの道のりが厳しいことには変わりませんが、その難しさは球団によっていくらかの差異がありそうです。

■まとめ
プロ野球選手は、年俸いくらくらいから一流と呼ばれるのか。

はっきりと定義付けられているわけではありませんが、やはり一億円というのは有力候補になると言えるのではないでしょうか。

ただもちろん本来、選手の価値は年俸ではなく成績で推し量るべしもの。

成績を残せば、年俸は後から付いてきます。

プロ野球は成功をすれば何億も稼げる世界とはいえ、そこまで辿り着けるのは一握り。

自身が裕福になるためにも、今日もプロ選手は己を磨いていることでしょう。