8日、ノジマTリーグでは現在首位の日本生命レッドエルフ(以下日本生命)と2位の木下アビエル神奈川(以下KA神奈川)が対戦した。
15歳赤江らの活躍によりマッチカウント2-0と前半戦でリードを奪った日本生命だったが、世界ジュニア女王の長?美柚の勝利を皮切りに後半3試合を連取したKA神奈川が大逆転勝利を挙げた。
首位攻防戦を終え、首位・日本生命とKA神奈川の勝ち点差は2に縮まった。
リベンジを果たしチームに勝利をもたらした木原美悠写真:KA神奈川の木原美悠(写真左)と長?美柚(写真右)/提供:?T.LEAGUE第1マッチのダブルスでは日本生命からは昨日勝利を挙げた前田美優/赤江夏星が、KA神奈川からは長?美柚/ゼン・ジャンという初コンビのペアが登場した。
第1ゲームでは序盤からペースを掴んだKA神奈川は10-6と先にゲームポイントを獲得するも、終盤5連続ポイントを奪われ落としてしまう。
続く第2ゲームも9-4とKA神奈川がリードする展開になるも、日本生命が怒涛の7連続ポイントで大逆転勝利。
今季、日本生命はダブルス4勝5敗と苦しんでいるが、前田/赤江ペアは昨晩に続く2連勝と明るい材料が揃った。
続く第2マッチのシングルスは日本生命の元気印・森さくらと昨日2勝を挙げ絶好調の木原美悠(KA神奈川)の対戦。
第1ゲームは好調の木原が森を圧倒し奪うも、その後は森が見事な軌道修正を見せるも落ち着いたプレーで2ゲーム連取。
その後木原も巻き返しフルゲームまでもつれたが、木原の要所でのサーブミスも響き、森が接戦を制した。
マッチカウント2-0で迎えた第3マッチは今季シングルス全勝(5勝)の陳思羽(チェン・ズーユ・日本生命)と11月の世界ジュニアで優勝した長?美柚(KA神奈川)が対峙した。
試合巧者の陳と回転量の多いボールで勢いのある長崎の対戦は4ゲーム中3ゲームで10-10までもつれるなど一進一退の展開に。
Tリーグ特別ルールにより6-6から始まる最終第5ゲームは長崎が試合終盤に5連続ポイントを挙げ勝利。
昨日に続くシングルス連勝を見せた。
第4マッチはここまでシングルス未勝利の前田美優(日本生命)と連敗中の浜本由惟(KA神奈川)の対戦となった。
序盤から得意のハイトスサーブでペースを掴んだ浜本。
第2ゲームはサーブに対応し奪った前田だったが、終盤の追い上げも実らず3-1で浜本が勝利した。
2-0と劣勢の展開からKA神奈川が2-2に追いつき勝負はビクトリーマッチにもつれた。
1ゲームでの短期決戦で行われるビクトリーマッチは、森と木原という第2マッチの再戦となった。
先にサーブ権を得た木原が確実にポイントを重ねる中、森はたまらずタイムアウトを取る。
その後エッジボールをものにするなどラッキーもあった森だが、サーブミスで流れを相手に渡してしまった。
終盤追い上げを見せた森だったが、序盤のリードを活かし、木原が11-6で勝利。
第2マッチのリベンジを果たすとともにチームの勝利を決めた。
【日時】2019年12月08日(日)
【提供】Rallys