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皆さんには、お気に入りの飲食チェーン店はあるだろうか？これには「ある」と回答する人も多そうだ。しかし「ある」としても、未出店地域に出店してほしいという個人の要望を、わざわざ同人誌にして発行してしまうほど強い思いを持っている人はなかなかいないのでは……！？

そんな類い稀なる行動を起こした人とは、水(みくまり)分/2日目東ハ-15a（@_39ML_）さん。牛丼チェーン店「松屋」の熱烈なファンだ。果たして水(みくまり)分さんの強い願いは、松屋サイドに届いたのだろうか————？

水(みくまり)分さんの飽くなき“松屋愛”

A5判で20ページ全てがフルカラーという、気合のこもった同人誌となっている（画像はツイッターの投稿画像を引用）

水(みくまり)分さんと松屋との出会いは、地元・埼玉だったという。高校時代から頻繁に松屋に通うようになったが、大学進学に伴い弘前に移住することに。すると、住み始めて青森県に松屋がないことが発覚し、大変なショックを受けたそうだ。岩手県盛岡市にある最寄りの松屋まで、2時間以上かけて通う日が続いたとのこと。

ここまでのエピソードだけでも十分クレイジーだが、その熱狂的ファンっぷりはすごいものがある。札幌に行っても、食事は松屋。台湾に行っても、台湾初出店の松屋を訪れるほど。もはや松屋で食事することは、朝起きたら歯磨きするのと同レベルのライフワークと化しているようだ。

オープンの瞬間、抑えきれない興奮が爆発する……！

ブログ「キュウリの血と肉」では、12月17日を“建松記念日”と祝った（画像はツイッターの投稿画像を引用）

そんな水(みくまり)分さんの強い願いが松屋サイドに届いたのかは定かではないが、12月17日午前10時、ついに弘前市に松屋がオープンすることに。水(みくまり)分さんが「ぼちぼち行くかな」とツイートしたのは17日の午前4時過ぎ。辺りが真っ暗のなか、行列（？）の最前を確保した。そしてついに9時50分、青森県初出店の松屋がオープンした。

水(みくまり)分さんは「9:50開店 OKOKOKOKOKOKOKOKOKOKOKOKOKO」と、抑えられない興奮を爆発させる。これには、「おめでとうございます！おめでとうございます！おめでとうございます！」や「祝祝祝祝祝祝祝祝祝祝祝祝祝祝祝祝祝祝祝祝祝祝祝おめおめ（中略）祝祝祝祝祝祝祝祝祝祝祝」などと祝福のリプライが多数寄せられた。

そして注文したのは「創業ビーフカレー」「牛めし（ミニ）」「ロースかつ単品」。これら3点を三角食べするのが水(みくまり)分さん流「正しい三角食べ」なのだそう。完食したのち、「弘前で牛めしを食べられる日が来るとは思いもしなかった。ようやく実感できるようになった。感無量です」と笑顔を見せたという。

これまで、同人誌「弘前に松屋を勝手に呼ぶ本(前編)」「弘前に松屋を勝手に呼ぶ本(後編)」を発行してきた水(みくまり)分さんだが、シリーズ第3弾となる「弘前に松屋が本当にきた本」が最終巻となるそうだ。やはり定かではないのだが、熱い想いが松屋サイドに伝わったと思いたい。ここまで甚大な努力を注いでこられた水(みくまり)分さんに、盛大な拍手を贈りたい。

参照元：2・3番目の人から椅子の支給があった（ありがとうございます）【水(みくまり)分/2日目東ハ-15a（@_39ML_）さん】

※サムネイル画像（Image:「水(みくまり)分/2日目東ハ-15aさん」Twitterより引用）