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ストーカーやドメスティックバイオレンスの被害者の緊急避難のため、ホテル代を公費で出すことが決まった。

２８日、警察庁が決めたもので、１５年度予算の概算要求に関連費用を盛り込む。

ストーカーやＤＶの加害者は別れた相手への執着が強く、無理心中を図るケースもある。

実家へ逃げてもそこまで押しかけてきて危害を加えたケースもあった。

そうした惨事を防ぐため、危険が迫っている場合は自宅から被害者を避難させる必要があるが、婦人相談所や民間の一時保護施設はあまり使われていない。

これらの施設では携帯電話の使用や外出が禁じられ、日常生活や仕事を続けるのに利用者はほとんどいないという。

またホテルなどに泊まるのは経済的に負担が大きくためらうケースが多い。

それで警察が「帰宅させない方がいい」と判断した場合は、公費で宿泊となるという。

ストーカーから被害者を守るのは当然だが、それなら婦人相談所の宿泊施設のルールを現状に合わせて変えたらどうか。

警察の対応にも改善の余地があるはずだ。