世界的に人気のスマートフォンゲームアプリ『ポケモンGO』。
その人気ゲームを不正に遊んでいたユーザーがおり、そのユーザーのアカウントが一斉に停止対応されたようだ。
不正に遊ぶとは一体どのような物なのだろうか。
まずiPhoneやAndroidなど実機ではなくWindowsで動作するエミュレーターが存在し、位置情報の偽装も容易にできる。
家のデスクトップ上で世界中どこにでも瞬時に移動出来てしまうのだ。
そのエミュレーターの名前は伏せておくが、容易にダウンロード可能で日本語に対応しており、位置情報偽装のほか、キーボードでトレーナーを東西南北に歩かせるという機能まである。
歩く速度は2キロ、6キロ、10キロ、20キロ、100キロと調節が可能。
またこのほかに、iOSとAndroid上で動作する不正アプリも存在する。
通常の『ポケモンGO』とは異なり、画面上に見慣れないボタンが配置されている。
そのボタンを押すとトレーナーは押した方向に勝手に歩き続ける。
そのほか位置情報の緯度経度を入力すると瞬時にその場所に移動することが可能。
これは中国が配布している不正アプリで、専用のストアからダウンロード可能。
そのほかゲームそのものではなくGoogleアカウントでログインしてポケモンの個体値(IV)を調べるサイトも存在。
それもサーバーに負荷をかけるために不正とみなされアカウント停止対象となる。
この個体値を調べるサイトは多くの有名ブログが紹介してしまい、かなりの人が使ってしまったようだ。
しかし公式で無い以上、規約違反には違いないためアカウントが停止されても仕方ない。
またこのほかにもアカウントとなるのは、アカウントの売買、貸し借り、共有アカウント、などが違反とされている。
地図上でポケモンの居る場所を確認するツールは問題あるのだろうか?
それはGoogleアカウントを使用しておらず、問題は無いだろう。
問題あるのはそのサービスを提供している側になる。
要するに、『ポケモンGO』で使用してるGoogleアカウントで、サーバーに負荷をかけるようなサービスにログインし使用するが問題ありだとしている。
今回のエミュレーターや個体値を調べるサイトがそれに該当する。
単純にGoogleアカウントを使って他社のサービスにログイン(Google auth認証)するのはなんら問題無い。
これらアカウント停止を受けたユーザーは「二度とやらん」「リアルタイムで来えた」「ふざけるな」などと書き込みをしている。
こういった不正行為を行っている者は、レアなモンスターを収集してオークションでアカウントを販売しているのだ。
しかし今回の一斉停止対応からわかるように、オークションでアカウントを購入しても不正ツールで収集されたものなので、いつ停止されるかわからない。
オークションでアカウントを購入するのは絶対やめよう。
『ポケモンGO』にはアカウントの停止とペナルティの2種類が存在する。
アカウント停止は今回の騒動になっている通り、二度と復帰出来ないもの。
今後は誤停止も出てくるのでそういったものに対しての異議申し立て受け付けはどうするのか気になるところ。
そしてもう1つ「ペナルティ」というものがある。
それは位置情報が急激に移動しすぎた場合に発生する。
例えば東京に居たのに1分間で大阪に移動というあり得ないスピードで移動した場合にペナルティとなる。
この際はポケモンにモンスターボールをぶつけても100%の確率で逃げられ、またポケストップを回してもアイテムは回収できない。
しかしペナルティは復帰可能となっており、その方法は時間である。
時間は30分〜最大3時間と開きがあるが、それくらいの時間待てば通常通り遊ぶことが可能。
【日時】2016年08月13日(土) 11:51
【提供】ゴゴ通信