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日本時間の5月8日に行われたMLB「ロサンゼルス・ドジャース対マイアミ・マーリンズ」の一戦。この試合を実況生中継したABEMAのスタジオに、ABEMAベースボールリポーターを務める乃木坂46の黒見明香さんがスペシャルゲストで登場した。

黒見さんといえば、“乃木坂イチ”と言っていいほど野球に詳しく、日本のプロ野球はもちろん、元メジャーリーガーの解説者を交えたMLB生中継でも話についていけるほどの知識を持つ。野球に関するメモがびっしりと書き込まれた「黒見ノート」は、現在も話題を集めている。

今シーズン初“登板”

そんな彼女がこの日、スペシャルゲストとしてスタジオに今シーズン初登場した。昨年4月に同番組に初出演した時は、肩書きがABEMAベースボールサポーターだったのを覚えているだろうか。当時は黒見ノートを“お守り”にしながら、初出演とは思えないほど堂々とした姿を見せていたが、今回の黒見さんを見ていると、以前とは違い、お守りだった黒見ノートを“武器”に変えて、より自信がついた話し方をしていたのが印象的だった。

これまでMLB生中継のスタジオゲストとして何度も場数を踏み、侍ジャパンの練習現場では選手たちにインタビューをするなど、多くの現場経験が周りに認められたのでしょう。今シーズンはサポーターからリポーターへと肩書きを変えて臨んだMLB生中継。そこにはさらに頼もしくなった彼女の姿があった。

黒見さんの強みはなんといっても彼女特有の観察眼である。黒見ノートは、この観察眼なしでは完成しない。野球の知識が玄人寄りだと気付けない部分、逆に素人寄りだと分からない部分。彼女はそのわずかな隙間に隠れた野球観戦の醍醐味(だいごみ)を見つけることに優れている。

この日も黒見ノートからたくさんの情報が飛び出した。「試合前の練習を始める時間」「登場曲」「防具のデザイン」など、過去の選手インタビュー記事や選手本人のInstagramから収集したというパーソナル情報で、放送中に誰もが楽しめる話題を提供してくれた。

特に防具のデザインについては、黒見さんのMLB連載「9・6・3のファインプレー！」で最近特集を組んだ話題だったので、その話が出てきてうれしかった人は多かったと思う。

大谷選手専用ノート!?

また、通常の黒見ノートとは別に、今季の大谷翔平選手の全打席をこと細かくメモしているという大谷選手専用のノートや、自宅には侍ジャパン専用のノートがあることを打ち明けた黒見さん。解説者として同席していた五十嵐亮太さんと西岡剛さんも驚くほどの大谷選手専用ノートは、番組内で少しだけ中身を公開してくれたので、気になる人はぜひABEMAで見逃し配信をチェックしてほしい。

この日の試合で先発を務めたドジャース・山本由伸投手の印象を聞かれると、「アウトコースのスプリット」というワードがすぐに出てくるなど、事前に用意した情報以外にも、試合展開に応じたコメントをすぐに返せる彼女が本当にすごかった。大学の授業中にスマホでこっそりと野球観戦する時もあるという黒見さん。そんなかわいらしいエピソードもあったりと、今後もABEMAベースボールリポーターとしての活躍が楽しみだ。