女優・土屋太鳳(21)のダンスシーンに大絶賛の声が巻き起こっている。
土屋は、オーストラリア出身のシンガー・ソングライターであるシーアの新曲『アライヴ』の日本版ミュージック・ビデオ(MV)に出演。
その予告動画が2日にYouTubeで公開されると、瞬く間にネット上に広まり、「圧巻!」「ここまですごいとは」などと驚きのコメントが相次ぐこととなった。
3歳から日本舞踊やクラシックバレエなどを習い、在学中の日本女子体育大学でも舞踊学を専攻する土屋。
覆面アーティストとしても知られるシーアのトレードマークは金髪と黒髪半々のボブヘアだが、土屋も同じタイプのウィッグを着用し、2度のグラミー賞ノミネート歴を持つ歌手の世界観をコンテンポラリー・ダンスで表現した。
振付を担当したのは、07年に日本人男性ダンサーとして初めて『シルク・ドゥ・ソレイユ』に出演した辻本知彦氏で、約3週間にわたって練習を積み重ねたという。
完成作品を見た辻本氏は、繊細かつ狂気を感じさせる表情を浮かべ、シーアのダイナミズムを表現した土屋を、「『ただただ、すばらしい』のひと言。音楽と踊りに魂をいただきました」と絶賛。
土屋も「本当に幸せな時間でした。『生きようとする何か』『生きたいと思う何か』を注ぎ込もうと思って挑みました」とコメントしており、本人にも大きな刺激になったようだ。
土屋にとっては、洋楽曲のMVに出演するのも、本格的なコンテンポラリー・ダンスを披露するのも今回が初。
新たな一面を目にしたファンからは称賛の声が巻き起こっており、今後の活動の大きな弾みになることだろう。
ちなみに本編は6日深夜の公開予定となっている。
昨年のNHK朝の連続テレビ小説『まれ』や映画『orange−オレンジ−』などのヒットで波に乗っている土屋。
15年の民放連続ドラマでトップの平均視聴率を記録した『下町ロケット』(TBS系)でもヒロインを務めており、結果を残す女優といったイメージもつきつつある。
だが、このところの若手女優事情を考えれば、いくら土屋でも安泰というワケにはいかないとの声もあるようだ。
「ここ数年の芸能界では実力のある若手女優の台頭が著しい。
その大きな要因となっているのは、視聴率の差こそあれ、ヒット作を連発しているNHK朝の連続テレビ小説でしょう。
『あまちゃん』の有村架純さん(23)や『ごちそうさん』の高畑充希さん(24)、現在放送中の『あさが来た』の波瑠さん(24)など、ヒロイン以外からも注目女優が続々と誕生しており、もちろん昨年の『まれ』で主人公を務めた土屋さんも、そのひとりです。
ただ、朝ドラといえば、演じるキャラクターは違えど、清純なイメージが似通っている部分が少なからずある。
それが影響しているのか、朝ドラ後に出演した作品で結果を残せない女優さんもいます。
そういった意味では、今回の土屋さんのようにガラッとイメージを変えるような仕事は重要になってくるのかもしれません」(ネットライター)
4月スタートの連続ドラマ『お迎えデス。』(日本テレビ系)では、13年の朝ドラ『あまちゃん』で大ブレークのきっかけをつかんだ福士蒼汰(22)と共演する土屋。
それぞれ主演とヒロインを務めることが発表され、早くも「朝ドラ出演者が夢のタッグを組む」と話題になっている。
「『下町ロケット』では、主役の阿部寛さん(51)の愛娘を好演した土屋さんですが、メーンストーリーに絡まなかったこともあり、視聴者に大きなインパクトを与えたかは疑問が残るところ。
それだけに、『お迎えデス。』は、今後連ドラに主演級で出演できるかどうかの試金石となりそうです」(芸能ライター)
今回、MVというカタチで圧倒的な表現力が多くの人に知られることになった土屋。
この勢いそのままに新ドラマでも、結果を残せるといいのだが...。
(文=愉快)
【日時】2016年03月03日(木)
【提供】メンズサイゾー