2月9日に自民党本部で今夏の参院選への出馬宣言を行ったSPEEDの今井絵理子だが、あれから2カ月、今井の周辺の“闇”が次々に報じられている。
まず、2月下旬には「週刊ポスト」(小学館)が、現在、今井、長男と同棲している地元の同級生で婚約者の男性が、1年ほど前まで沖縄の繁華街・松山で風俗店を経営。
中学生を含む少女3人にみだらな行為をさせたとして、風営法・児童福祉法違反で昨年3月に逮捕されていたことを報じた。
今井の所属事務所は「知らぬ存ぜぬ」を決め込んだが、同誌は続報を掲載。
それによると、店で働いていた元従業員の女性の証言として、今井が店に来ていたことや、婚約者の逮捕時には面会に来ていたというのだ。
ところが、3月13日の自民党大会で今井は安倍晋三首相と握手を交わし、君が代を独唱。
「立候補をやめさせるべきだ」という、外野の声を吹き飛ばした。
「党大会と同時期には、政権寄りの産経新聞に今井の単独インタビューが掲載。
婚約者の報道について聞かれた今井は、『あることないこと書かれていますが、私は彼の過去に関しては気にしていない』と、すっかり開き直っていた。
そのインタビューについても、党内からは『あんなこと言ったらまずいだろ』と批判の声が上がった。
今井本人は、そのあたりについてまったく自覚がないようで、関係者は今後の“失言”を危惧している」(永田町関係者)
さらに「ポスト」の4月22日号によると、今井の婚約者が経営していた風俗店の関係者には現役の暴力団組員もおり、その組員が今井の婚約者との間の金銭トラブルを証言。
直後、組員が突然逮捕されてしまっただけに、沖縄県警に対してなんらかの政治的圧力があったのでは、という臆測も飛んでいるようだ。
「自民は、目玉候補のひとりだった作家の乙武洋匡氏の擁立が不倫スキャンダルで白紙となり、何がなんでも今井を擁立しなければならない。
そのためには、今後どんな手を使っても“スキャンダル封じ”をすることになりそうだ。
今井の婚約者も、逮捕された組員も、今井が出馬宣言さえしていなければ、マスコミから追われたり、逮捕されることもなかったはず」(同)
また、テレビ局もそれなりの影響を受けているようだ。
「卒業シーズンの3月は『卒業ソング』特集が必須。
SPEEDの代表的な卒業ソングといえば『my graduation』があるが、今井の出馬宣言により、SPEEDの曲はオンエアを自粛せざるを得なくなった。
できればもっと、選挙が近づいてから出馬宣言してほしかったところ」(民放キー局のディレクター)
いずれにせよ、出馬表明が早すぎた今井。
本人は産経新聞のインタビューで、今年デビュー20周年を迎えるSPEEDの活動について「まずは政治第一。SPEEDの活動は、そうした合間をぬってできたら理想的です」と、なんともお気楽な発言をしているが、それでも有権者は今井を支持するのだろうか?
【日時】2016年04月14日(木) 11:00
【提供】日刊サイゾー