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2019年1月27日、公式ファンクラブサイトを通じて「20年12月31日をもって活動休止」することを発表した嵐。

18年より続く20周年記念の5大ドームツアー『ARASHI Anniversary Tour 5×20』で全国のファンに笑顔を届けつつ、動画配信サイト・YouTubeの公式チャンネル、SNSアカウント（Twitter／インスタグラム／Facebook／TikTok／中国版TwitterのWeibo）を開設し、大きな話題に。

こうして嵐の活動が盛り上がる一方で、周囲では物騒な事件もいくつか勃発してしまった。

■「嵐」神社で逮捕者
2月21日、ニュースサイト・朝日新聞デジタルが「当選発表控え嵐ファン、大野湊神社・二宮神社に巡礼盛ん」との記事を配信。活動休止発表後に申し込みが始まったツアー追加公演の当選発表を前に、嵐ファンが“メンバーと同じ名の入った神社”を参拝しているとして、石川県内の「聖地」を特集した。取り上げたのは、「大野湊神社」（大野智）「二宮神社」（二宮和也）「松本神社」（松本潤）の3カ所。仲間と「嵐会」を開く石川在住のファンによれば、“聖地巡礼”は以前から行われていたものの、「倍率がさらに上がるので、祈願をしてあやかりたい」といった思いで、参拝者が増えているとか。

そんな中、櫻井翔の名が含まれる福岡・糸島市の「櫻井神社」で、観光客の女性が暴行を受けるという事件が発生した。脅迫と暴行の疑いで逮捕されたのは、自称ツアーガイドの増田宣博容疑者（48）で、被害に遭ったのは東京から友人と2人でやって来た女性。19年2月16日午後1時40分頃、増田容疑者は「写真を撮ってあげる。鳥居の裏にパワースポットがある」と声をかけて案内する最中、女性の体を触ったという。女性がガイドを断ると、「案内してやっているのにその態度はなんだ」と激高し、「お前は福岡に来るな」「殺すぞ」などと脅迫した上で、胸付近を複数回押す暴行を加えた疑いが持たれている。

もちろん、女性被害者が嵐ファンとは断定できないが、聖地とあって、ネット上では「櫻井神社で暴力とかやめてほしい」「櫻井神社で暴行したって何よ。縁起悪いことするな」「嵐ファンに手を出すな！」と、怒りの声が噴出していた。

■チケット転売で書類送検＆逮捕者が出る
嵐といえば、ジャニーズの中で“最もチケットが取れない”と言われているグループ。

以前からチケットのトラブルは相次いでいたが、19年もよからぬ事例が目立ってしまった。

10月24日、大阪府警サイバー犯罪対策課はチケット不正転売禁止法違反容疑などで、北海道・札幌市の保育士の女（24）を書類送検。

同法は6月に施行されたが、適用は全国で初めてだった。

10月24日配信の朝日新聞デジタルの記事によると、送検容疑は6月〜9月にかけて、嵐の公演の電子チケット（計4人分）を、SNSを通じて申し込んできた女性3人に対し、定価の約8〜15倍で転売した疑い。

最も高値で、9,000円のチケットを13万3,000円で販売しており、女は容疑を認めているとのことだった。

さらにこの女は、SNSで第三者から購入したチケットを、再びSNSを使って購入希望者を募り、転売する行為を繰り返していたとか。

府警は女の携帯電話の解析などから、嵐のコンサートをはじめ10公演17席分のチケットを転売し、計90万5,000円を得ていることを掴んだようだ。

なお、11月28日にはチケット不正転売禁止法で初の逮捕者が報じられた。

東京都職員の山内浩史容疑者は、自身と家族の名義で複数のプロ野球球団やアーティストのファンクラブに入会。

12年3月から19年8月までに嵐やDREAMS COME TRUEといった人気グループのコンサートチケットなど計約3,200枚を転売し、約4,700万円を売り上げていたそうだ。

嵐は20年5月15日・16日に新しくなった国立競技場で公演を行う予定。

こちらも高額での転売や詐欺被害の多発が予想されるだけに、ファンは注意が必要だろう。

■嵐コン会場、侵入容疑の男は“あの男”!?
12月7日、嵐のコンサートが開かれる福岡 ヤフオク!ドームに侵入したとして、福岡県警中央署は栃木・宇都宮市の会社員を自称する菊池俊成容疑者（26）を建造物侵入容疑で逮捕した。

7日午後3時半頃、菊池容疑者が関係者を装うようにドーム内のスタンドにいたところをイベントスタッフが発見。

声をかけた際に挙動が不審だったため、スタッフが取り押さえた末に110番したとか。

菊池容疑者は「開場する前の様子を見たかった」と容疑を認めており、同署は侵入の手口などを調べていると報じられていた。

報道後、この「菊池俊成」の名前を見た一部ジャニーズファンが「あの男では!?」と、反応。というのも、過去2度にわたってネット上で話題になった人物と同姓同名なのだ。発端は17年12月、音響関係の仕事をしている「TOSHINARI」と名乗るTwitterユーザーが『ARASHI LIVE TOUR 2017-2018「untitled」』の東京ドーム公演をめぐって大炎上した一件。「関係者入口」の前で自撮りする写真を載せた上で、「今日は音響ではなく見させていただきます」と報告していたが、終演後に「さすが嵐、口パクだが素晴らしい演出でした！席からみると口パクも歌ってるように聞こえちゃうんだね！」「ジャニオタキモすぎる笑 本当ジャニオタ無理！」などと暴言をツイート。

嵐ファンはこの自称・音響スタッフのインスタグラムを探し出し、過去のジャニーズコンサートの会場内写真を発掘。

後に「嵐さんのチケットいただきました」と自慢していたものの、ファンは虚言とみていた。最終的に、自称スタッフは「レコード会社から仕事の暴露は厳禁ですと言われたので削除します。すいませんでした！気をつけます！」との言葉を残してアカウントに鍵をかけたのだった。

そして18年5月、東京・渋谷の路上で通行人に下半身を露出したとして、公然わいせつの疑いで逮捕された男が報じられると、一部ファンから自称スタッフ「TOSHINARI」だと推測する声が。報道では、「映像制作会社の契約社員・菊池俊成容疑者」となっていたが、「トシナリ」の名が共通しているほか、テレビのニュースで公開していた顔写真と、例のTwitterの自撮り写真がそっくりだったのだ。今回の逮捕を受け、同一人物だと理解した嵐ファンは「菊池俊成ってTOSHINARI？　ヤフオクドームに何しに行ったの？」「菊池俊成……なんか聞いたことある名前だと思ったら、嵐をディスって炎上した人か。それにしても開演前のドームに侵入って怖い」「菊池俊成、またやらかしたの？」と、驚愕していた。

■大野の発言でファンが迷惑行為＆Twitterアカを特定へ
20周年の記念日である11月3日、SNSを一斉解禁した嵐。

同日、メンバーはその件に関する会見を開き、大野が「僕、インスタグラム見てますよ」「よく（神奈川の）相模湾とかで、マグロが釣れる時期があって。『相模湾　マグロ』で検索すると、いっぱい出てくるので。あ、そろそろ釣れ始めたなっていうのは……」と、釣り好きの彼ならではの活用方法を明かした。しかし、大野の発言をきっかけに、一部ファンがマグロではない画像をインスタに投稿する事態に。“本人に見てもらいたい”との淡い期待からなのか、過去の大野の画像や、映像などを、「#相模湾マグロ」のハッシュタグをつけてアップしたのだ。

こうした動きに対して、「『#相模湾マグロ』の投稿が多すぎて引いた。これを見て大野くんが喜ぶわけない」「智に見てほしいのはわかるけど、違くない？　ほかの釣り人にも迷惑がかかる」「ちゃんと周りのことも考えて行動しないと、嵐のSNS進出に泥を塗ることになる」と、批判的な声が続出。これらの注意喚起によって変な投稿は減り、問題発覚後、約1日で「なくなってる！」と、歓喜の声が上がった。

そんな大野は12月1日の『ARASHI Anniversary Tour 5×20』のMCにて、当日に自分用のTwitterを作り、嵐のアカウントを「フォローした」と告白。すると、一部悪質なファンが「おーの」などのユーザー名に目をつけ、特定に奔走。それっぽいアカウントを友人同士で共有する人たちもいたといい、冷静なファンは「大野くんのアカウントを探すのはどうなの？　そっとしとこうよ」とたしなめたり、「大野さん、Twitterには必ず鍵をかけて。そうじゃないとアカバレします」と、大野に向けて警戒を促していた。