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2022年3月24日、韓国メディア・ソウル経済によると、新型コロナウイルスによる死者が急増する中、韓国の葬儀場や火葬場で混乱が続出している。

記事によると、現在韓国では一部の葬儀場で、遺体を安置用の冷蔵庫の外に置いたり、一つの冷蔵庫に2体ずつ入れて保管したりする事態が起きている。情報提供者の1人は、京畿道高陽市のある葬儀場の安置室で、安置用冷蔵庫の外に遺体2体が放置されているのを目撃。「その日は朝に棺が12個用意されていたが、冷蔵庫で保管されていた遺体は6体だけだった」とし、「遺体は1日外に置いただけでも急速に腐敗が進む」と話した。

これに対し葬儀場の代表は「葬儀場が100カ所あれば、30カ所はこのような手段を取るだろう。そうしなければすべてが麻痺してしまう。遺体4体のうち1体は新型コロナウイルスによる死者」と説明。「火葬場に安置室はないが、両親を失って悲しみに暮れている遺族を断るわけにはいかない」と語った。また別の葬儀場職員は、「安置用冷蔵庫に2体ずつ入れている。今の状況ではほとんどの葬儀場がそうしている」と告白したという。

保健福祉部は22日、火葬場と遺体の安置空間の不足などで葬儀に不便が生じている状況を受け、中央防疫対策本部会議を通じて火葬能力と安置空間の拡大のための追加措置案を作成したと発表。16日からも全国の火葬場の運営時間を延長し、1日の処理能力が1000件から1400件程度に増えていたが、首都圏や広域市などの大都市に需要が集中するなど、地域ごとの不均衡は解消されていないという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「恐ろしい。こんな事態を経験することになるなんて」「まるでセウォル号が毎日1隻ずつ沈んでいるような状況」「後進国のみで起きるような事態が韓国で…」「オミクロン変異株の遺体が放置される国は韓国くらいだろう」「これが誰かさんが自慢していたK-防疫なのか？」「民主党はこんな状況にまで追い込んでおいてなぜ何も言わない」「文大統領の目には、亡くなって葬式も挙げられない国民の姿は映らないのか」など、怒りの声が相次いでいる。（翻訳・編集/丸山）