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「まさか手元に返ってくるなんて!」もう戻ってこないと思っていた落とした財布を再び手にし、喜んだのもつかの間———中に入っていた拾い主からの手紙を見て、「戻ってこなければよかったのに」と思ったその理由とは?

日本は治安がいいことで知られている。

よく外国人にも、「日本は電車で居眠りしても何も盗まれないんでしょう」「落とした財布が戻ってくるって本当?」などと聞かれることがある。

それだけ外国では、自分の物が盗まれないよう十分に警戒をしないといけないし、物を落とせば返ってくる可能性はないに等しいと思っていい。

ロンドン出身のHayley Minnさん(25)もそうだ。

出かけ先で財布を落としたときには、もう戻ってこないだろうと思っていた。

しかし、その財布がなんと6週間後に返ってきたのだ。

なんて運がいいのかしら!と喜んだのもつかの間、財布の中から出てきた手紙を読んで、彼女は凍り付いた。

親愛なるHayleyさん調子はどうですか。

お元気でいらっしゃるといいのですが。

どうしてもお伝えしたくて、手紙を書いています。

私はあなたの財布をLiverpool通りの停留所で見つけました。

恐らくこれは落とし物で、探しておられたでしょう。

きっと、届けたら喜ばれるだろうと思い、住所かなにかわからないかと財布の中を探りました。

財布の中を確認したら、受け取ったことをどうぞfunny.stud@hotmail.comまでご連絡ください。

一つ、忠告です。

出かけられるときは、持ち物に注意してくださいね。

さもないと無防備ですよ、あなたは私が今まで会った女性の中で一番美しいんですから。

いつの日かあなたをお食事に誘えたらと思いますが、きっともう恋人がいらっしゃるでしょう。

もしいないのなら、私にチャンスをください。

あなたの崇拝者より

思わずぞぞっとしてしまう内容である。

黙って警察に届ければよいものを、6週間も手元に持ち、持ち主の調査をしたとは……。

住所もバレている、顔まで確認されているとなるとより恐怖である。

この手紙はニュースで「おぞましい手紙」として伝えられた。

Haleyさんの身に何も起こらないよう祈るばかりだ。