米南部の記録的大雨で洪水 被害の全体像つかめず
8月30日 13時21分
アメリカ南部に上陸したハリケーンに伴う記録的な大雨で大規模な洪水となっているテキサス州では、降り始めからの雨量が一部の地域で1300ミリを超え、アメリカ本土での大雨の記録を更新しました。現地ではこれまでに少なくとも18人が死亡し、引き続き救助活動が続けられていますが、被害の全体像はまだつかめていない状況です。
アメリカ南部テキサス州に今月25日に上陸したハリケーン「ハービー」は、熱帯低気圧に変わりましたが、雨が降り続き、州沿岸部の一部の地域では、降り始めからの雨量が1317ミリに達しました。
これは、同じテキサス州で1978年に観測された1219ミリを超える値で、ハリケーンに伴う雨量としてはアメリカ本土で最も多くなりました。
記録的な大雨でテキサス州最大の都市、ヒューストン周辺を中心に大規模な洪水が続いていて、アメリカのメディアは、当局者の話として、これまでに流されるなどして少なくとも18人が死亡したと伝えています。
また、ヒューストンとその周辺では、これまでに1万3000人以上が救助されたほか、家を失うなどしておよそ2万人が避難しているということです。
ただ、現地の警察や消防は、まだ被害の全体像はつかめていないとしていて、取り残された人たちがさらにいると見て救助活動を続けています。
一方、ヒューストンでは、洪水による混乱に乗じて略奪行為が複数報告されていて、29日、市長が午前0時から午前5時までの間、外出禁止令を出しました。気象当局によりますと、現地では今週いっぱい雨が続く見通しで、被害の拡大が懸念されています。
8月30日 13時21分
アメリカ南部に上陸したハリケーンに伴う記録的な大雨で大規模な洪水となっているテキサス州では、降り始めからの雨量が一部の地域で1300ミリを超え、アメリカ本土での大雨の記録を更新しました。現地ではこれまでに少なくとも18人が死亡し、引き続き救助活動が続けられていますが、被害の全体像はまだつかめていない状況です。
アメリカ南部テキサス州に今月25日に上陸したハリケーン「ハービー」は、熱帯低気圧に変わりましたが、雨が降り続き、州沿岸部の一部の地域では、降り始めからの雨量が1317ミリに達しました。
これは、同じテキサス州で1978年に観測された1219ミリを超える値で、ハリケーンに伴う雨量としてはアメリカ本土で最も多くなりました。
記録的な大雨でテキサス州最大の都市、ヒューストン周辺を中心に大規模な洪水が続いていて、アメリカのメディアは、当局者の話として、これまでに流されるなどして少なくとも18人が死亡したと伝えています。
また、ヒューストンとその周辺では、これまでに1万3000人以上が救助されたほか、家を失うなどしておよそ2万人が避難しているということです。
ただ、現地の警察や消防は、まだ被害の全体像はつかめていないとしていて、取り残された人たちがさらにいると見て救助活動を続けています。
一方、ヒューストンでは、洪水による混乱に乗じて略奪行為が複数報告されていて、29日、市長が午前0時から午前5時までの間、外出禁止令を出しました。気象当局によりますと、現地では今週いっぱい雨が続く見通しで、被害の拡大が懸念されています。