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最近の世界の市場の乱高下を見ていると、本当に株式投資等の資産運用は経済の法則に照らし合わせて正しいのか疑問に感じる時がある。

今世界には金融資産運用によるお金がだぶついている。

ただお金を右から左へ移動するだけで資産が増えると言う、まるで打出の小槌のような事が本当に本来の経済の法則に合っているのだろうか？

本来、経済と言うものは人が汗水を垂らして、物を生産して、それを対等の生産物と交換することによって経済の流通が行われるのが基本的な形だと思う。

それを汗水たらす事なくＰＣの画面上だけでお金が移動して、ＰＣ画面上に増えたお金が表示される。

はたして、その増えたお金とは本当に実体のある物なのだろうか？

世界の金融資産運用が盛んに行われるようになったのは２０〜３０年ほど前からだと思われる。

以前から世界では資産運用が行われていたが、今ほどではない。

現在世界の借金はリーマンショック以降わずか７年で倍近くに増え２４０兆ドル近く有ると言われている。

天文学的数字までに跳ね上がってしまったのである、実はこの金額は資産運用で増えたお金と同額で有ると言う説がある。

すなわち、資産運用で増えたお金は単なる実体の無い泡のようなもので、それが世界の借金として残ってしまったのではないかと言うのである。

ＰＣ画面上に表示された金額は、朝になると０円になってしまう事もある、まさしくバブルであり、仏教の思想の空のようなものの存在なのである。

汗水たらして生産して築き上げた物とは違うため、単なる泡のような存在にすぎないのではないか。

現在世界の市場が大混乱に陥っているが、その矛盾が今現れているのではないか？

そしてそれらの泡の資産は全て消え去ってしまうのではないかと最近思っている。