🎶 音楽・歌手

人気フォークデュオ「ゆず」がデビューから１５年を迎えたのを記念する「ゆず展」が１日、
横浜市中区海岸通の「万国橋ＳＯＫＯ」で始まった。２人は同市出身で、中区の伊勢佐木町商店街の
路上ライブが話題となったアマチュア時代から現在までを振り返る企画。

口コミで駆けつけた約１０００人のファンが見守る中、会場の２階バルコニーに登場し、
北川悠仁（３５）が「こんにちは！きょうはゆず展に来てくれてありがとう！」と元気にあいさつ。
台風一過の青空に「晴れたよね。（運を）もってるんだよ〜」と満面に笑みを浮かべ、
「せっかく来てくれたのに、顔を出すだけもなんだから…」と楽曲「シュビドゥバー」をギターと生歌で披露した。

ファンから「もう１回！」とアンコールがかかると、北川はタンバリンを持って再登場。
「１５周年の記念ということで、よく路上でやっていた曲をやりたいと思います」と
楽曲「夏色」を来場者とともに合唱。去り際には投げキッスの大サービスでファンを喜ばせた。

会場には２人が使用する楽器やツアー衣装の展示のほか、路上ライブをしていた現場を再現。
現代美術家の村上隆さんとのコラボレーション作品なども展示している。
「ゆず」は１９９６年に結成。路上ライブで人気となり、９７年にデビューした。（共同）

★デビュー１５周年「ゆず展」フラッグはためかず　地元横浜で波紋、市道路局がダメ出し

・横浜市出身の人気フォークデュオ「ゆず」のデビュー１５周年を記念し、馬車道商店街（横浜市中区）を
　彩る予定だったフラッグ（旗）がはためかない。イベント会社が用意したフラッグの掲揚が「公共性がない」と
　横浜市道路局に“ダメ出し”を食らったからだ。一方、イベントを盛り上げたい横浜市文化観光局は
　デザイン変更で「今月中旬には掲げたい」と主張。ゆずの地元・横浜で思わぬ波紋を呼んでいる。

夏色は名曲

人気フォークデュオ「ゆず」が、13年度に開かれる「第80回NHK全国学校音楽
コンクール（Nコン）」中学校の部の課題曲の制作を担当することが8日、明らかになった。

「ゆず」の2人は、「いつもハーモニーを大切に音楽をやってきましたが、たくさんの中学生のみなさんに
歌ってもらう曲ということで、いつも以上にハーモニーとか、響きとかを大切に考えた曲を作りたいと思っています。
テーマも『スタート！』ということで、一歩を踏みだす勇気につながるような曲にしたいと思っていますので、
楽しみにしていてください！」とメッセージを寄せている。

「Nコン」は、全国10万人の小中高校生が参加する日本最大の合唱コンクール。毎年、著名な詩人や作曲家、
シンガー・ソングライターが課題曲を書き下ろしており、08年度の第75回はアンジェラ・アキさん、
09年度の76回は「いきものがかり」が、中学校の部の課題曲を担当。12年度はYUIさんが「ｆｉｇｈｔ（ファイト）」 を書き下ろした。
「ゆず」の書き下ろす課題曲は来年2月に発表され、同7月中旬から行われる都府県地区コンクールに向けて各学校での練習が始まる予定。

同局は、「ゆず」の起用理由について、「今年デビュー15周年を迎え、国民的な人気を誇るアーティストであることだけでなく、
ハーモニーを大切にして、普段の音楽活動でも、たびたび合唱団と共演している」などと説明。第80回の記念大会となる来年度の課題曲で、
「合唱する10代に力強いメッセージを送っていただけることと期待しています」とコメントしている。

なお、高校の部の課題曲は、10年に中原中也賞を高校3年、歴代最年少で受賞した
注目の若手詩人の文月悠光さんが作詞、作曲家の新実徳英が作曲を担当する。
小学校の部でも、第80回を記念した企画を用意しているといい、詳細は後日発表される。（毎日新聞デジタル）