「昭和」の気分で SLぐんまをリニューアルへ
野口拓朗 2019年9月16日03時00分
週末などにJRの信越線や上越線を走る、蒸気機関車の「SLぐんま」の客車がリニューアルされる。昭和初期風の内装や、乗客に自由にくつろいでもらう「ラウンジカー」も登場する。
テツの広場
SLを2台、客車を7両保有するJR東日本高崎支社は、週末や祝日に信越線の高崎—横川間(約30キロ、所要1時間、1020円)と、上越線の高崎—水上間(約60キロ、同2時間、1490円)を運行させている。
客車は戦前の1938年〜1955年製で、床が当時のままの板張りもある。レトロ感たっぷりの38年製を見本に、座席の枠やひじかけを木目調に改修するなどして昭和初期の雰囲気を味わってもらう。1両はラウンジカーとして、ボックス席や長テーブル席、サービスカウンターを設け、車内イベントやくつろぎの場にする。