U21岩崎2発!五輪世代の堂安ら激戦区で存在感
[2018年8月28日7時19分 ]
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2得点で勝利に貢献し、三好(左)とタッチを交わし喜ぶ岩崎(撮影・清水貴仁)
2得点で勝利に貢献し、三好(左)とタッチを交わし喜ぶ岩崎(撮影・清水貴仁)
前半、ドリブルで突破する岩崎(撮影・清水貴仁)
<男子サッカー・アジア大会:日本2−1サウジアラビア>◇準々決勝◇27日◇インドネシア・チビノン
森保ジャパン、メダル獲得に王手! アジア大会に参加しているサッカーU−21(21歳以下)日本代表は準々決勝で同サウジアラビア代表に2−1で競り勝ち、4強進出を決めた。MF岩崎悠人(20=京都サンガFC)が2得点の活躍でチームをけん引し、森保一監督(50)の期待に応えた。次戦は中1日で29日にUAEと対戦する。
点取り屋・岩崎が覚醒した。まずは前半31分。自陣からカウンターで攻め込むと、ゴール正面で前田が落としたボールに走り込む。迷わず右足を振り切り、鮮やかなミドルシュートを左上に決めた。1−1で迎えた後半28分には、またも前田との連係で、左からの低く速いクロスに右足をコンパクトに振ってボールをミート。ゴール左上へ、値千金の決勝点となった。「(前田)大然君を信じて走りました」と控えめに話した。
大会5戦目で初めての東京オリンピック(五輪)世代同士の一戦、負けるわけにはいかなかった。岩崎は少年時代から健脚で鳴らしたチーム随一のスタミナ自慢。序盤から前田とともに前線からプレスに走り回り、相手の武器であるロングフィードの出どころをつぶし、守備でも貢献した。酷暑の連戦で「さすがに疲れはあります」と、額の汗を拭いながら笑った。