大会初日の27日にスタートした女子マラソンは出走68人のうち28人が途中棄権。完走率は過去最低の58・8パーセントとなった。優勝したチェプンゲティッチ(ケニア)のタイム2時間32分43秒は07年大阪大会の2時間30分37秒よりも2分遅い歴代最遅記録。英BBCによると5位だったマズロナク(ベラルーシ)は、レース実行に踏み切った国際陸連を批判。「アスリートに敬意がない。多くのお偉方がここで世界選手権をすることを決めたのだろうが、彼らはおそらく今、涼しい場所で寝ているんだろう」と、皮肉った。
また、ロシアメディア「スポルトエクスプレス」によると、22位でゴールしたトロフィモワ(ロシア)は、レース後に「非人道的な環境だった」と語った。自身のインスタグラムで「10キロで少女たちがまるで“死体”のように道路に横たわるのをみた」と、嘆いた。日本のある代表コーチは「昼間にやっていたら死人が出ていたかも知れない」と、つぶやいた。
翌28日にスタートした男子50キロ競歩を制した日本の鈴木雄介(富士通)の優勝タイムは4時間4分20秒。17回目を数える大会で初めて4時間を超えた。大会記録だった2年前のロンドン大会の3時間33分12秒より30分以上遅い。スタートした46人のうちゴールしたのは28人。完歩率は60・8パーセントでやはり4割がゴールできず。鈴木ですら、残り10キロからは内臓へのダメージで歩きながら給水ができず、立ち止まって水分を補給した。
また、ロシアメディア「スポルトエクスプレス」によると、22位でゴールしたトロフィモワ(ロシア)は、レース後に「非人道的な環境だった」と語った。自身のインスタグラムで「10キロで少女たちがまるで“死体”のように道路に横たわるのをみた」と、嘆いた。日本のある代表コーチは「昼間にやっていたら死人が出ていたかも知れない」と、つぶやいた。
翌28日にスタートした男子50キロ競歩を制した日本の鈴木雄介(富士通)の優勝タイムは4時間4分20秒。17回目を数える大会で初めて4時間を超えた。大会記録だった2年前のロンドン大会の3時間33分12秒より30分以上遅い。スタートした46人のうちゴールしたのは28人。完歩率は60・8パーセントでやはり4割がゴールできず。鈴木ですら、残り10キロからは内臓へのダメージで歩きながら給水ができず、立ち止まって水分を補給した。