158センチの田野倉が実力の差を見せつけた。小川との決勝。第2ピリオドから得意の俵返しを連発し、4分55秒でテクニカルフォール勝ち。宙返りで喜びを表現したが「うれしさよりもホッとした。再び世界で戦いたい」と前を向いた。15年世界選手権59キロ級で1回戦敗退し、そのリベンジの思いが強い。
今大会は20年東京五輪に向けた新階級と試合方式を導入。従来は各階級の試合は1日で消化したが、2日間に分けて計量も試合前日から当日朝に変更した。2日連続の計量に田野倉は「2時間に1回は空腹で起きた」と苦笑い。55キロ級は非五輪階級で、東京五輪に出場するには60キロ級に上げる必要がある。同級には17年世界王者の文田やリオ五輪銀メダルの太田がいる。4月には所属先を退社し、母校の教員となり練習量も激減したが「2人と張り合って、世界のトップを狙う姿を学生に見せたい」と目標を掲げた。
今大会は20年東京五輪に向けた新階級と試合方式を導入。従来は各階級の試合は1日で消化したが、2日間に分けて計量も試合前日から当日朝に変更した。2日連続の計量に田野倉は「2時間に1回は空腹で起きた」と苦笑い。55キロ級は非五輪階級で、東京五輪に出場するには60キロ級に上げる必要がある。同級には17年世界王者の文田やリオ五輪銀メダルの太田がいる。4月には所属先を退社し、母校の教員となり練習量も激減したが「2人と張り合って、世界のトップを狙う姿を学生に見せたい」と目標を掲げた。