「あの頃の橋本は、新日本内部でよく思われてないっていう噂が俺の耳にもいっぱい入ってたんだよ。たしかにあいつはあの頃、妙に調子に乗ってたんだよね。俺が恵比須のホテルのシガーバーにいた時、橋本と偶然出くわしたことがあってさ、その時に思ったよ。『ぞんざいな態度で周りから睨まれてるって聞いてるけど、ああ、本当のことだったんだ』ってね。俺に対してもそういう態度だったからね。たぶん猪木さんに対しても、当時の橋本は偉そうな態度を取ってたんじゃないの。だから、『こんなに調子に乗ってたらいつかやられるんじゃないか』って思ったんだよ」(前田日明)