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　ソフトバンク・小久保裕紀内野手（３９）が１８日、球団のＦＡ交渉に疑問を投げかけた。今季で海外ＦＡ権を再取得したベテランはこの日、福岡市内でプロバスケットボール「ｂｊリーグ」の始球式に参加。これまで水面下でも残留交渉がなかったことを明らかにし、「話があってしかるべき」と怒りを押し殺すように切り出した。

　ＦＡ権を持つ７選手のうち、多村１人がメジャー挑戦を視野に入れてＦＡ権を行使。球団が全力で残留へと働きかけている。小久保は再取得した今年９月に、すでにＦＡ権を行使しないことを表明。早くから残留を決めていたとはいえ、「多村にはすぐ話があったみたい。俺にはなかった」と不満を口にした。

　０６年オフに巨人からＦＡ宣言し、４年契約で古巣に戻った。昨季から主将に就任し、チーム愛は人一倍の自負がある。「どう評価しているのか。自分が必要とされてるのか。根本的なところを聞きたい」と声を荒らげた。多村には４年契約を提示している一方で、小久保には配慮を欠く対応が発覚してしまった。