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栗原慶太「うまくいきすぎ」35秒ＫＯ勝ちで初防衛
[2019年5月10日21時33分]


一発KOで初防衛し、控え室で笑顔を見せる栗原
一発KOで初防衛し、控え室で笑顔を見せる栗原

＜ボクシング東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ12回戦＞◇10日◇東京・後楽園ホール

東洋太平洋バンタム級王者栗原慶太（26＝一力）が一発KOで初防衛に成功した。

2度世界戦経験ある同級9位ワルリト・パレナス（35＝森岡）と対戦。初回に20秒過ぎに右フックでダウンを奪い、1回35秒KO勝ちした。

栗原は開始から積極的に攻めていった。「序盤勝負。反応がなかったので早めに仕掛けた。うまくいきすぎも、手応えあった」と満面の笑みだった。これで14勝目のうち12KOという自慢の強打で電光石火の防衛となった。

昨年12月にタイトル初挑戦し、計測タイムの不手際で物議を醸した。栗原は4度のダウンを奪いながらも僅差の判定勝ちだった。「前回は情けない試合だったが、世界戦経験ある強敵に勝てたのはデカイ。一歩は進めた」と控えめに手応えを口にした。