🏃🏾 スポーツニュース

■成績欄の見方にコツがある
前回の天皇賞・秋予想の最後に、
…ちなみに週末が雨模様の時は、シャケトラ、ヤマカツエース、レインボーラインらにも注意が必要だ。

という一文を挿入したところ、ものの見事に13番人気のレインボーラインが3着に入って結構いい配当を提供してくれた。

これはなにも出走馬一頭一頭の爪の形を見る機会があった訳でも、極秘情報があった訳でもない。

どの新聞にも載っている、だれでも得られる、基本的すぎる情報から、事前に目星がつくことなのである。

その情報とは、競走馬の「成績欄」である。

■重巧拙のあの印じゃないの？
「え、重馬場がうまい、ヘタを教えてくれる◎とか△とかの記号じゃないの？」

はい、そうではありません。

ちなみにあの「◎とか△」の印は、以後変化することもある印ですので、確定事項ではないんですね。

注目していただきたいのは、ファンなら誰でも読めるあの【0000】という4つの数字で表される、業界基準成績表示のことである。

たとえば天皇賞秋直前のキタサンブラックの場合、距離二千【2110】東京芝【3001】などと表記されている。

これを距離二千「2勝2着1回3着1回着外無し」と読むんだけれども、略記号としてはこれ以上ないシンプルさで読者に伝えられるわけだ。

最初に考えた人、偉いです。

■ではレインボーラインの場合は？
今回取り上げたレインボーラインを見てみると、距離二千【0010】東京芝【0013】となっている。

一目見てキタサンブラックとは異なるタイプの成績欄だとよくわかる。勝ち星もないし、2着もない。

しかし、決して弱さの象徴ではない。ちょっと変わり種ではあるけれど。

ちなみに他の2頭シャケトラとヤマカツエースはシャケトラ距離二千【1010】東京芝【0000】ヤマカツエース距離二千【4034】東京芝【0003】となっている。

■0から4の数字で分類してみよう
結論から言うと馬の成績は
【000X】→0型
【100X】→1型
【X1XX】→2型
【001X】→3型
【101X】→4型
に分けられる。

Xの部分にはどんな数字が入ってもかまわないが、0のところには0が、1のところには0以外の数字が入ることが前提となる。

つまりキタサンブラックは距離二千では2型であり、東京芝では1型、レインボーラインは距離二千、東京芝ともに3型シャケトラ、ヤマカツエースはともに距離二千は4型、東京芝は0型となる。

そしてこのとき、▼3、4型をもつ馬たちは重馬場、荒れ馬場で好走する可能性が高いということになる。

実は2着サトノクラウンも1型と4型をもつ馬だった。

単なる数字遊びのようだが、他にもたくさん応用が利く分類法なので、各自注目してみるといいだろう。

機を見てまたお話しする。