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参院は１１日午前の本会議で原子力規制委員会委員に田中知東大大学院教授と石渡明東北大教授を新たに充てるなど、６機関１７人の政府人事を与党の賛成多数により可決した。

新委員に選ばれた田中氏はバリバリの原発推進派だ。

１１年までの８年間に電力団体などから約１３６０万円の寄付や報酬を受けている。

日本原子力学会会長を務めた。

またトップを務める東大大学院の専攻には東電の寄付で核燃料サイクル関連講座も設置。

9000万円の寄付を受けている。

もともと規制委員会は福島東電原発事故の反省から「推進と規制を分けて独立性を担保する」目的で設置された。

それがバリバリの電力団体のひも付き教授を就任させた。

安倍首相は何が何でも原発を再稼働させ、海外に輸出するつもりである。