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3大キャリアがいいのか、格安SIMがいいのかなど、常にユーザーを悩ませるスマホのキャリア選び。MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所は、2024年2月2日～5日の期間で18歳～69歳の男女40,000人を対象に「2024年2月MNOのシェア・満足度調査」を行った。MNOとは、4大キャリアと言われドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルのように通信サービスを提供する会社を指している。今回は、多くの人が活用しているであろうMNOについての調査結果を紹介する。

「ahamo」「povo」などのオンライン専用プランが増加傾向に

オンライン専用プランはサブとして利用する人が多い（「MMD研究所」調べ）（「MMD研究所」調べ）

調査によると、メインで使っているスマホの通信サービスとしてMNOを利用している人は90.4%。大手4キャリアの従来プランとしては「ドコモ」が27.9%で最も多く、「au」が15.9%、「ソフトバンク」が10.9%、「楽天モバイル（MNO）」は7.8％という結果となった。「ahamo」「povo」「LINEMO」といった3大キャリア発のオンライン専用プランの割合は9.4%で、2023年9月の調査よりも増加しているという。

また、サブで利用しているスマホについては、ahamo、povo、LINEMOの合計の割合が14.6%とメインより高い数値を記録。サブ利用の場合は、格安プランを選ぶユーザーが多いようだ。

（「MMD研究所」調べ）

利用率の推移はどうなっているのか。メインで使っているスマホの、2022年9月～2024年2月のMNO利用率の推移を見ると、ドコモは32.4%から30.9%に減少。一方で、UQ mobileは7.2%から9.4%にまで増加している。楽天モバイル（MNO）も増加傾向にあり、楽天系のキャリアが拡大していることがわかる。

ソフトバンクの「LINEMO」が総合満足度トップに

総合満足度の結果も、オンライン専用プランのほうが高いという結果に（「MMD研究所」調べ）

MNO利用で誰もが重視するのが、総合満足度ではないだろうか。

MNOユーザー各300人、計2,700人を抽出して行った調査では、LINEMOの満足度が最も高く、次いでpovo、ahamoが上位にランクイン。オンライン専用プランのほうが低価格で、利用可能な通信量も多いことから、満足度は高い傾向にあるようだ。

（「MMD研究所」調べ）

各サービスについて、他人に薦めたいかどうかを10点満点の点数をつけてもらい、9～10点を推奨者、7～8点を中立者、0～6点を批判者とし、推奨者から批判者を引いたNPS®（顧客推奨度）を調査。すると最もスコアが高かったのはLINEMOで、povo、ahamoが続いた。全体の順位を見ても、総合満足度のスコア順位とほぼ同じであった。

（「MMD研究所」調べ）

1年以内にカスタマーサポートを受けた経験があるかという質問では、ドコモが29.3%で最も多く、Y!mobileが28.3％、ソフトバンクが26.3％と続いた。一方、ahamo、povo、LINEMOなどのオンライン専用プランのユーザーは、カスタマーサポートの利用経験が2割以下だった。オンライン専用プランユーザーはサポートなしでもサービスを活用できる人が比較的多いのだろう。あるいは、従来プランのほうがカスタマーサービスを利用しやすいのかもしれない。

出典元:【MMD研究所】