🏦 経済

議決権集計ミス「遺憾」＝斉藤公明幹事長
時事通信 / 2020年9月25日 15時33分

　公明党の斉藤鉄夫幹事長は２５日の記者会見で、三井住友信託銀行とみずほ信託銀行による株主総会の議決権行使書の誤集計について「日本経済の根底を支えるインフラ部分で、世界からの信用を失いかねないことが明らかになったのは、本当に遺憾だ」と述べた。その上で「国際的な信用を取り戻すべく努力してほしい」と求めた。

　自民党の世耕弘成参院幹事長は会見で、「コーポレートガバナンス（企業統治）の根幹を揺るがす事態なので、関係者はできるだけ早くきちんとした是正を行っていただきたい」と苦言を呈した。　

［時事通信社］

みずほ信託銀行は、富山支店に勤めていた50代の元女性社員が、現金およそ6,000万円を着服する不祥事が発生したと発表した。

みずほ信託銀行によると、50代の元女性社員は預金口座や運用商品を解約した顧客に現金を届ける際、うその説明をするなどして、現金の一部を着服し、その金を生活費や遊ぶ金に使っていたという。

現時点で判明しているその被害総額はおよそ6,000万円にのぼり、顧客の高齢者13人が被害にあったとみられている。

別の社員が顧客に連絡した際に発覚したもので、この元社員は2月17日付で懲戒解雇となっている。

みずほ信託銀行は警察に相談していて、ほかに被害者がいないか調べるとともに、被害金額の補償に向けた手続きを進めている。

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