🏺 土岐市雑談

岐阜県土岐市の食肉販売業「鳥正」が、他県産の牛肉を「飛騨牛」と偽って販売していた問題で、県警生活環境課と多治見署は２日、法人としての鳥正と、経営者の男性（５２）＝いずれも土岐市＝を、不正競争防止法違反（虚偽表示）などの疑いで、岐阜地検多治見支部に書類送検した。

　送検容疑では、２０１５年１２月２３日、宮崎県産牛で作った牛肉のたたき（５００グラム入り）に「飛騨牛」と印刷したシールを張って産地を偽り、一つを愛知県内の女性（６９）に３５００円で売ったとされる。

　県警によると、「飛騨牛は高く、利益を上げるために偽った」と容疑を認めている。店は「飛騨牛専門店」をうたっていたが、１５年中に仕入れた牛肉約１万１６００キロのうち、飛騨牛は約５００キロだったという。

　また県警は、食品衛生法違反（無許可営業）などの疑いでも鳥正と男性を送検した。送検容疑では、今年１月６日に店近くのプレハブ小屋で、食肉販売業の許可を受けないまま牛肉のたたきを製造したとされる。

（中日新聞）