🏯 岐阜市雑談

大手スーパーとの低価格競争などで厳しい経営が続いていた岐阜市のスーパーマーケット
「セルフゆたか」が、岐阜地方裁判所に自己破産を申し立てし、
４日、破産手続きの開始決定を受けました。

破産手続きの開始決定を受けたのは岐阜市本荘町に本社があるスーパーマーケット、「セルフゆたか」です。
民間の調査会社、東京商工リサーチによりますと、平成３年に設立された「セルフゆたか」は
低価格の商品を多数そろえて朝市や総菜の詰め放題などで集客を図り、
最盛期の平成１７年３月期には県内で７つの店舗を運営して２１億円の売り上げがありました。

しかし、大手スーパーとの価格競争が激しくなったことなどから、年々、営業規模を縮小し、
ことし３月期の売り上げが、６億３０００万円にまで落ち込むなどして、資金繰りに行き詰まっていました。

申立代理人の弁護士によりますと、会社側は、事業の継続を断念し、
１０月２日、岐阜地方裁判所に自己破産を申し立てし、４日、裁判所から
破産手続きの開始決定を受けたということです。

負債総額は約２億９０００万円で、２０人余りの従業員は全員解雇されたということです。