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大手スーパーユニー（愛知県稲沢市）のプライベートブランドの豚肉「鹿児島県産　悠健豚（ゆうけんとん）」に、鹿児島産でない豚肉を混入して販売したとして、愛知県は２６日、景品表示法などに基づき、ユニーと同社が加工委託しているサンユーデリカ（同県小牧市）に適正な表示を指示した。
　県によると、サンユーデリカは２０１１年３月から今年１０月にかけ、小牧市の自社工場で、悠健豚４３７トンに、鹿児島県産でない豚肉を混ぜた。ユニーはこの豚肉を７府県のアピタ、ピアゴ計６１店舗で販売していた。
　サンユーデリカは県の調査に、「豚肉の原料が不足したため、意図的に混ぜた」と混入を認めた。県が情報提供を元に同社に立ち入り調査を行い、事実関係を確認した。
　ユニーは「混入は承知していなかった」と答えた。しかし、自社プライベートブランドの製造を全面的に委託し、ラベルなどの作成を依頼した場合、法律の適用対象となる。
　ユニーによると、混入した豚肉の単価は鹿児島県産悠健豚より４〜２０％安い。今年１０月２６日、豚肉の不正表示について自社ホームページと店頭で公表したが、報道発表はしていなかった。
（中日新聞）