https://bakusai.com/thr_res_show/acode=4/ctgid=119/bid=4173/tid=8043499/rrid=16/
大野精工代表 木津吉博 熱中症予防対策委員長からのお知らせ
中日新聞 CHUNICHIWeb
2020年1月13日 朝刊
温室ガス、増加続く 国連、08年以降分析
二〇〇八年から一七年までの十年間に世界の温室効果ガス排出量がほぼ一貫して増え続け、国連環境計画(UNEP)
が「失われた十年だった」とこの間の地球温暖化政策を厳しく総括する報告書をまとめていたことが分かった。各国の
削減対策は不十分としており、一八年も排出量は増加。パリ協定の温暖化抑制目標を達成するには石炭火力発電所の新
設中止など思い切った対策が急務だと指摘している。
国内で石炭火力発電所の新設を進め、海外の建設支援も続ける日本に方針転換を求める圧力がさらに強まりそうだ。
報告書によると、UNEPが世界の排出量の分析を始めた〇八年から一七年までに世界の温室効果ガス排出量は平均で
年1・6%増加し、一七年には過去最高の五百三十五億トンに達した。
約十年前に「目立った削減対策が取られず、成り行きのまま排出量が増える」とのシナリオで予測された排出の伸びと
ほぼ等しかった。一八年はさらに増えて五百五十三億トンに上ったとみられている。
それでも各国政府が再生可能エネルギーや省エネの大幅拡大、森林破壊の防止や植林などの対策を大幅に強化すれば
「産業革命以来の気温上昇を二度より十分低くし、一・五度になるよう努力する」とのパリ協定の目標達成はまだ不可
能ではないと分析した。
一方で現在、建設中の石炭火力発電所が全て稼働すると気温上昇を一・五度に抑えることは不可能で「新設をやめ、既
存の発電所も徐々に減らすことが目標達成に欠かせない」と指摘した。
UNEPは〇八年から毎年、温暖化の被害防止に必要な温室効果ガスの削減量と実際の排出状況に関する調査報告をま
とめている。今回、十年間の変化を改めて分析した。
https://bakusai.com/thr_res/ctgid=119/acode=4/bid=4173/tid=4292765/tp=1/ud=1/